Chronicle of sky

ミドフォーママ黒猫がASD夫とASD息子、てんかん、協調運動障害、斜視などなど発達と治療に右往左往するブログ。

Challenge English Level 2 Step 1終了

4月から「こどもちゃれんじ」から「チャレンジ1年生」に進んだ娘。紙教材のコースなので、手持ちのiPad miniでやらせようと、3月末にChallenge Englishに登録しました。Level2からスタートし、1か月経ってStep1を終了したのでその感想でも。

 

8段階のレベルで各レベルは12ステップ

最初にレベルチェックテストを受けます。受けなくても自己申告でレベルを決めてスタートすることもできるようですが、せっかくなので今までの英語教室やDVDの成果を確認すべく、レベルチェックテストを受けてみました。結果は「レベル2」相当。少しチャレンジでレベル3をするか、相応のレベル2にするか、復習としてレベル1から始めるか選べます。娘は「難しいのはイヤ」とのことでレベル2からスタートです。

 

各レベルは12ステップあり、さらに各ステップには30レッスンあります。週2くらいのペースでやっている娘は1か月で30レッスンを終え、Level2 Step1 を終了しました。

 

1レッスンは数分

娘は週2くらいで想定し、1回4レッスンするように設定しました。どれくらいのペースでするかを最初に設定できますが、必ずしもその通りにしなくてもよいようです。

1回4レッスンで4レッスン終わったところで終了してくれればいいのですが、そのまま次のレッスンにも進めてしまうので、そこはちょっと不便かな。1レッスン終わっただけで終了というのもできてしまうし。4レッスンして、約15分くらい。1レッスンは数分程度です。

一度「終了」を押さずにアプリを終了させてしまって、やったレッスンが記録されなかった?みたいなことがあったので、そのあたりはもう少しなんとかなるとよいなあ、と思います。チャレンジタッチならいいのかな。

「終了」を押すと、保護者の登録アドレスに進捗のメールが来ます。

 

読む・聞く・話すに良い感じ

英語の4技能と言いますが、今の段階ではまだ「書く」が出てこないのですが、とりあえず読む・聞く・話すに良い感じです。「読む」ではアルファベットが中心、「聞く」では絵を見て、音声が3つくらい流れて正しいものを選ぶとか(音声のみで字はなし)。ねずみの絵を見て選択肢に「mouse」と「mouth」があるなかなかの意地悪っぷりなんですが、ちゃんと聞き分けてて子供すごい。

そして「話す」。これがね、いろいろとこだわりのある娘にはめちゃくちゃあってたんです。オンライン英会話なんかで先生相手だと緊張してしまう娘も、タブレットのキャラクター相手なら平気らしく、元気に話しています。言った言葉はiPad側で録音され判定してくれます。英会話アプリによくあるやつですね。

 

思い立ったら自分のペースでできる、素晴らしいE-learning教材

これです。予約する手間もなく、ちょっと時間があるな、と思い立ったらすぐできる。人間相手ではないので、シャイな子でも平気。他のタブレット教材同様、子供一人でもできる。素晴らしい!

子供一人でもできる、についてですが、今は一人でやっていますが、最初は単語の発音が流れても聞くだけだったりしたので「聞こえてきたことを繰り返して言って」などと受講の仕方は、最初は横にいて教えたほうが良いかと思います。

 

復習も、先取りも可能

娘は他のこともいろいろあるので、ぼちぼちやっていますが、どんどん先取りしていくことも可能ですし、一度やったレッスンは何度でも受講できるので、どんどん先取りして難しくなったら少し戻って復習、なんてこともできます。1レッスンが短いので、初めての内容だったりする場合は1度で身に着けるのは大変かな。自学自習でレベルが進んで行ったら、状況によっては復習も入れてあげるほうがいいかと思いますし、そのあたりはやっぱり時々保護者が確認してあげる必要があります。

 

 

この調子だと1年間でLevel2を終わらせる感じかな?英語教室の宿題が多くて、学校の宿題もこれからたくさん出るし、こちらは無理せずぼちぼち進めていこうと思います。

 

働く母のキャリアと子育て戦略を考える

先日こんなことをつぶやきました。

 

本当にこれは正直な感想で。仕事が今忙しくないということもあって、16時くらいにちょっと抜けて下の子のお迎えがてら子供らを公園に連れて行ったりをしていて。公園で遊ぶ子供らを見てると、この時間に公園で遊ぶっていうのが子供らにとってはこんなに楽しいことだったのかと。コロナ前は私も18時とか18時半とかにお迎えで「我が家に生まれた以上これが試練だ、がんばれ!」くらいのことは思っていたんだけど、一度在宅勤務でこういう子育ての仕方を知ってしまうと、子供にとってどっちがいいかは明白だなと思ってしまって。

 

しかしながら、多くの女性が経済的に自立するのは重要だと思うし、キャリアを捨てきれない気持ちもわかる。では一体どうするのがベストだったんだろう?とふと考えてみることに。

 

あくまで私の「独断と偏見」で構成していますので、「それ違うよ」ってところも生暖かく見守っておいてくださいまし。

「子供の祖父母の近くに住む・もしくは同居する」が最強。

まあ、選択肢のひとつとして絶対これが一番、と言えるのは「子供の祖父母の近くに住む、もしくは同居する」こと。多分これに勝るものはない。これ我が家です。親の年齢にもよるけど、保育園幼稚園の送り迎えできる年齢ならなおよし。我が家は義母が足が悪くお迎えまではお願いできなかったのだけど、娘の受験の面接とか、先日の入学式とか「ちょっと下の子見てて」とかできるので、本当に助かってる。

 

とはいえ、普通はみんないろいろ事情があるだろうから、他の手も考えてみる。

 

子供二人、小学校受験はしない前提での教育重視の戦略

少し考えてみた戦略はこちら。子供のできるタイミングとか、子供に持病や障害があったりとか、そういう特殊事情は全部抜いて、とりあえず戦略。

 

その1

就学前2年間に習い事をさせて、小1のサポートもしつつ中学受験も目指す編。要所で時短活用。

  • 第1子が生まれたら翌4月に保育園に入れて復帰
  • 第1子2歳児クラスまではフルタイムで働く。
  • 第1子が年中(4歳児クラス)になる時に合わせて第2子出産
  • 第1子年中の間は育休なので、習い事を試しはじめる。
  • 第1子が年長春に第2子保育園スタート、職場には時短で復帰。
  • 第1子が年長・小1の2年間は時短。その後はフルタイム
  • 第2子が年長になる時、第1子が高学年(4年くらい)そこから2,3年時短

5歳差になるので、年齢差が微妙ですが、年中(4歳児クラス)から習い事をして、小1のサポートをして、なんなら第1子の中受のサポートもして、だと、このタイミングで時短を取るのが良いかなと。第2子の中受のサポートは、第1子が既に高校生なので、第1子にもちょっと戦力になってもらうとか。

 

その2

基本はフルタイム勤務保育園から学童。小1サポートだけこなす編。

  • 第1子が小1に上がるタイミングで育休が取れるように第2子を出産。
  • 第1子小1の間にPTA役員なども済ませる。
  • 第1子の幼稚園児の習い事は土日に入れる。

だいぶ年の差が開いてしまいますが、私の周りでは結構この戦略の人多いです。2人兄弟姉妹でもですが、3人目の育休を1人目の小1のタイミングにぶつけている人も割といます。

 

その3

お金はかかるけど、お金で解決編。兄弟姉妹の年齢差は問わず。

  • 第1子が幼稚園(3歳児クラス)あたりになったら都心に引っ越す
  • 都心に引っ越したら、第1子は習い事多めの保育園に入れる。
  • 小1からは宿題サポート&習い事のある学童に入れる
  • 高学年になったら学童を塾に変更

最初に都心に引っ越すのは、習い事系の保育園や学童が都心を外れるとあまりないから。うち、めっちゃ困ってます(苦笑)。都心でなくても大きなターミナル駅とかにはあるので、保育園と学童の立地を調べて、あと小学校の評判も調べて引っ越すのがいいかもしれません。ただ、習い事多めの学童とかあるところって、中受も盛んだし、塾も周りに多いしで、当然のように中受に流れていく可能性もあるので、そのあたりは覚悟しておいたほうがいいかもですね。

乳児期のほうがフルタイムで働きやすい

結局今になって思うのは、子供が2歳児クラスくらいまでの乳児期のほうが、フルタイムで働きやすいってことです。それより大きくなると、習い事をさせたくなったり、就学前にひらがなや足し算くらいさせたい、となったら自宅なり塾なりでさせなきゃならないし、塾行くとなると送迎しなきゃいけないし。

だから時短を取るなら乳児期じゃない、と今なら思います。

乳児期は乳児期で、病気をしやすいので休みが多くなってしまいがちではありますが、看護休暇や病児シッターを夫婦で駆使していくしかないですね。そこは。

 

小学校受験をするならば

小学校受験については、そもそもお教室通いが大変というのもあり、共働きであってもある程度時間に融通がきくおうちじゃないとなかなか難しいと思います。その上で、私立小を考えるならやっぱりアフタースクール付きの私立が魅力的かと。学校によっては補習までやってくれる学校もありますし、同じ学校の子たちと過ごせるという安心感もあります。

 

 

あれもこれも手に入れるのはなかなか難しいと思います。なので、家庭の状況、自分のキャリアの展望、家族の助けの有無、子供の性格等々、いろいろ考慮してベストを決めるべきだと思いますが、とりあえず、円滑に両立する戦略を考えてみた、というところです。。

 

 

小学校生活スタート。

娘の小学校生活もスタートしました。私立は割と遅めの入学式だった学校が多いのでしょうか。うちもまだ数日学校に行っただけですが、思ったこと。

 

やはり通学は疲れる!

 

どうもこれに尽きてしまうようです。

 

我が家のタイムスケジュール

現在のタイムスケジュールはこんな感じでやろうとしています。

5:00  私起床

5:50  娘起床

6:05  娘朝食~お着替え~準備

6:40  出発

7:45  学校着

 

17:30  息子のお迎え

18:30  夕食

19:40  お風呂

20:30  就寝

 

今までより起きる時間が1時間ほど早くなって、寝る時間も30分早くしたんですが、やはり「通学」につかれてしまうようで。4月第1週は通学練習をしていたんですが、それだけでもう疲れてしまったようで、お昼寝復活。午前授業の今日も眠そうなのでお昼寝させました。それでなんとかやってる感じなのですが・・・・。

小1の壁って。

もしコロナがなくて夫婦で出勤で娘がもし公立小に行っていたら、間違いなく娘は学童に行っていたと思うんですが、学童から帰って18時、数多の親の提出物の確認とか、明日の準備を一緒にやったりとか、これから宿題が出たら宿題のチェックと直しをやったりとか、これ無理じゃない?と。実際公立小の子でも現段階で「帰ってきたら疲れ果てて自宅学習も何もできない」とつぶやいていた方がいたので、通学時間に関係なく、やっぱり慣れない環境で長時間は疲れるのかなと。

 

小1の壁って、確かに昔は預けるところがなくて学童も満員で、みたいな話だったけど、制度が整った今、むしろ子供の体力の問題で、宿題できない勉強できない→勉強遅れる、みたいな話もあるんじゃないかと思い始めたり。

 

ただ預けていればいい保育園と違って、勉強をさせないといけないわけだから、サポートが必要な子にどうサポートして勉強させるか、帰宅18時じゃ無理じゃない?などとどよーん、となったりします。

 

息子には公立小を今考えているけれど、できれば宿題のチェックまで学童で終わらせてほしいけれど、公立だとそれ難しいんですよね?おうちで遊びたい、娘を見ていると18時に帰宅してから20時半に寝るまでの間に宿題チェックとかやりなおしとか、どう考えても無理そうで・・・。

 

当面はとにかく疲れさせないように

自宅学習とかいろいろさせたいことはあるけれども、当面はお昼寝をいれつつ疲れさせないことを最優先にしたいと思っています。私立小で習い事や毎日学童とかいう子はどうしているんだろう・・・体力があるのかな。

 

通学1時間とか、お教室の先生は「すぐ慣れるわよ」と言っていたけれど、思いのほか大変ですよこれ!送迎も大変だし!

 

とにかくなんとか4月を乗り切れるように頑張りたいと思います、親子ともども。

 

Youtubeやめました。マイクラ始めました。

我が家は、Youtubeを目のためにタブレットで見せたくない、というのもあり数年前にAmazon fire stickを導入して、Youtubeをテレビで見れるようにしていました。

 

それこそ英語の動画を見せるところからスタートし、その後本人の好みで、メルちゃんで遊ぶ動画で有名な「70cleam」をさんざん見て、大きくなったら私が嫌いな(笑)「姫ちゃんプリンセス」を見て、最近はマイクラ動画なんかを自分で選んでみていました。一方で息子は電車動画やプラレール動画。正面衝突させたり脱線させたり、雪上プラレールやったりは全部Youtube動画に教えてもらいました。

 

そんなYoutube。娘が一人で見ることも考えてYoutube Kidsを導入したりしたんですが、結局Youtube禁止にしました。

 

一番の理由は「時間の区切りが難しい」ことです。

 

これは兼ねてより悩ましかった問題で、特に通常のYoutubeの場合は終わった後おすすめ動画が出てきてエンドレスに再生されてしまう。Youtube Kidsは1つ終わると選択画面に戻るのでよかったのですが、それでも「あと10分でご飯ね」というときに20分の動画を選んでしまったら、途中で切り上げるのに大ブーイングなわけです。娘はともかく、下の息子が魔の4歳児的な時期というのもあり、もうめんどくさくて・・・。娘も同じようなマイクラの動画しか見てないし、ならもうYoutube禁止にしてしまえ!と。

 

なんですが、意外や意外、結構すんなり受け入れられてしまいました。子供たち。

 

代わりに見るのは、アマプラやテレビの「おさるのジョージ」「パウパトロール」etc。結局そこに至るので、そんなに不満はなかったみたいです。アマプラやテレビのアニメであれば、1話10分ちょっと、と区切りがいいので、切りやすいんですよね。30分番組とかでも時間を見て選べば問題ないし。あとは、手持ちのDVD。英語やプラレール、幼稚園のDVDなんかで、これも時間が決まってるのがいい。

 

Youtube、良い動画もあるんですが、玉石混交で、あんまり見てほしくないなあ、と思うものも多かったので辞められてよかったです。

 

Youtube辞めて代わりに始めたのが、マインクラフト。私がやり方がわからない~、と放置していたんですが、あまりにもやりたがるので「絶対ママに聞かないでね!わからないから」と約束させて、クリエイティブモードでやらせ始めたら、さすがマイクラ動画を死ぬほど見てただけはある、余裕で母を超えて楽しんでやるようになりました(苦笑)。マイクラも30分1回、お休みの日は1日2回まで、と決めてアプリに制限かけてますが、娘はそのあたり物分かりがよいので、きちんと守ってくれています。

 

スイッチとか、買うの買わないのって話も聞きますが、いまだに娘から「スイッチ」という言葉を聞いたことがないんですよね。幼稚園のお友達も集まりにスイッチを持ってきてる子とかいなかったし。小学校上がっても、私立なのでスイッチの話とかにはならない気がしていますが、どうだろう。でもiPadでマイクラやってるような子が、今更スイッチ欲しがるかなあ。。

 

さて、この調子でいつまで続けられるかな?

 

 

 

 

地方公立進学校出身パパへの小学校受験プレゼン

ツイでちょっと前に炎上していたらしいのですが、それ以外でもよく聞く「地方公立進学校出身の夫が小学校受験に理解を示してくれない」というお話。我が家はむしろ地元私立出身の夫が言い出した小学校受験で、どちらかと言うと地方公立出身の私がずっと反対していたという、他の家庭と正反対。お教室に体験に行った時も、「お父様が言い出したの?まあ、珍しい」とまで言われましたし(笑)。お母様がお父様をとりあえず引っ張ってお教室に体験へ、が多いんでしょうねえ。

 

しかしながら、同じ地方公立進学校出身者として、そういう男性の思考はちょっとわかる気がします。なので、地方公立進学校出身者の考え方を少し紹介したいと思います。一概には言えませんが、説得の突破口を見つけていただければと思います。

 

基本的に「自分の実力で駆け上がってきた」自負が強い

まず、この点に強くプライドを持っている方が多いと思います。実際にはもちろんご家庭のサポートはあったと思うんですが、自分の実力で高校→大学と受験を突破してきた自負、プライドはかなりあると思います。私もそれなりにありますし。その上で、子供にも同じように自分の力で駆け上がってほしいと思うのです。これは男親女親ともに持つ思考で、故に首都圏地方問わず、ご両親が公立進学校出身だと子供もずっと公立、というケースがすごく多いです。

 

特にお子様が男子の場合、男親は余計に「強くたくましく自分の力で」を思うらしいです。なので中学受験に関しては公立進学校派であっても、首都圏に住み昨今の中学受験熱に当てられて、「自分の力で突破していく中学受験はさせてもいいかな」と思い始める人は意外にいる感じがします。一方で親の力も必要な小学校受験は反対、と思っているのではないかな、と推測します。

 

勉強できない子のロールモデルが割とまとも

雑多な公立で育ったそのような男性は、友人にももちろん勉強の苦手な子がいたりします。しかしながら、地方の場合そういう「勉強の得意でない子」の受け皿が割としっかりしているんですよね。

 

そういう進学校に行くような男性の友達ですから、勉強が苦手と言ってもまともな子が多かったはず。ヤンキーとかではなく。彼らは堅実に工業とかに行って、地元の優良企業の工場に就職、20代前半で結婚して子持ち、なんて子もざらにいます。若くして働いて家庭を築いている彼らは、入社数年のぺーぺーだった頃には立派に見えたかもしれません。

 

なので、勉強できなければできないで、そういうところに行って堅実に生きていけばいいじゃない、と思っていたりします。

 

多様な公立小学校が楽しいとこだと割と本気で思ってる

公立進学校って、地方も首都圏も、割と文武両道系の学校が多いように思うんですよ。内申点も関係してくるので、進学校ほど「中学時代は学級委員」「生徒会長」「部活で部長」とかゴロゴロいるんですよね。そういう性格の人たちが集まっているので文化祭とか体育祭が盛り上がったり。まあ、学校の校風にもよるかと思いますが、とにかく割とそういう子が多い。結構コミュ強な男子が多いんですよね。

 

なので、そんなコミュ強男子、小学校時代もリーダー的存在で男子集団でバカなことして遊んで楽しかった、という経験を持っている人が少なくない。男性、小学校たくさん遊べて楽しかった、って結構みんな言うんですよねー。私の周りだけかもしれないですが。

 

かたや、「共感を大事にする女子」は男子にからかわれた嫌な思い出や、高学年思春期になって起こった女子同士のトラブルとかで、あまり「小学校楽しかった!」って言う人に出会ったことないんですよね。ま、それが結構男女の差かなと思います。

 

「私立」の立ち位置

これはもう、地方公立進学校出身者には根強い、根強すぎる問題なんですよ。地方では私立は「公立のすべり止め」という立ち位置です。高校も大学も。私立小学校や偏差値の高い私立中学校もありますが、基本「お金持ちの子が行くところ」「環境が良い?お金かかるんだから当たり前でしょ」という感じです。

 

地方→首都圏に出てきた人なら、素晴らしい私立中学や高校、私立大学あること自体はとても理解しています。しかしながら、優秀な都立高校、県立高校もあることも理解しています。地方の生活は、まず給与水準は首都圏より低いのと、いろいろと不便なため「お金で解決」とできないことが多く、みな都会生活よりもずっと節約倹約で暮らしているので、学校もお金をかけず優秀な学校へ、が基本です。だからこそ優秀ならばなおさら都立高校→国公立大学へ、が理想になりがちなのです。

 

ではどう小学校受験をプレゼンするか

以上のような「公立小学校がすごく楽しくて、勉強できない友達もしっかりやってて、自分は自分の力で駆け上がったし?私立なんてお金持ちが行くところだし、親に負担がかかるだけ」なお父様を説得するのに、「公立に比べてずっと環境がいい」「カリキュラムがいい」なんて言ったところで1ミリも響きません。ではどうプレゼンするか。難しいですね・・・。

 

ここから先は、「私ならこう心を動かされるかも」「こう心を動かされた」という観点からです。

 

お互いに子供の頃の思い出話をしてみる。

まず、ご夫婦で小学校時代の思い出を話してみましょう。中学校、高校も。そこで、お父様から「小学校で嫌だったこと」「公立中高で嫌だったこと」「苦労したこと」なんかが出てくれば、そこが攻めポイントになるかもしれないです。「私立だとそんなことはないよ、子供にも同じように(嫌だった経験)させたい?」と言えればばっちりなのですが。少なくとも私は中学校時代のある経験を、それほど嫌ではなかったけど娘にはさせたくないな、と思ったのが1つのきっかけでした。

 

また、お子様が女児なら、お母さまが嫌だったこと、嫌だと思うことを強く伝えるのがいいと思います。「男性にはわからないと思うけれど」と前置きして女子特有の世界があることを示して伝えれば、あるいは理解してくれるかも?

 

あと、こういう話、意外に志望校決めにも役立つので、どちらにせよ一度話し合ってみるのはよいと思います。

 

中学受験、高校受験事情を夫婦で調べてみる

結構男性は現在の受験事情がどんなものか、ちゃんと知らずに中学受験とか高校受験とか言ってたりします。高校受験も内申点は、今40代の私の時代は相対評価で、さらに私の地元の場合「テストが同点の場合に考慮する」程度のものでしたが、現在は絶対評価になっていますし、東京都では点数換算して「テストの点+内申点」で計算されたりします。簡単に「公立高校」と言うけど、地方出身者や年齢高めのお父様はこのことをよく知らないケース、多いと思います。

 

では、中学受験か?となると、最近の白熱状況をお伝えしてあげればよいかと。「とりあえず一番実績のいい塾(サピ)に入れればいいだろう」としか考えてない人、男女ともに多いですよね。高学年の塾通い(他の習い事はすべてやめる、公園で遊ぶ時間もない、週末は家族のおでかけもできない)の実態を高校受験の厳しさとともに伝えてあげれば、ならば小学校受験、というのも理解してくれるかもしれません。私も娘の受験を決意したのはこの点が大きかったです。

 

とりあえず「国立小学校志望」で始める

公立至上主義!な人たちでも国立小学校は別枠です。「国立小学校はお金持ちではなく優秀な子が行くところ」というイメージがあるので、国立なら賛成してくれる可能性があります。なので、国立を目指すということで、始めるのも手です。お母様の志向とちょっとずれるかもしれませんが、そこは「練習として」私立も受験するようなんとかしむければ・・・。

 

あとは、幼児教室によってはお父様を説得してくださる先生や、私立小に通わせる先輩お父様のお話が聞けたりとか(何気にこれが一番強力だと思います)、そういったお教室もあるので、やっているうちに理解を示してくれるかもしれません。

 

それでも「落ちたら公立」と譲らないかもしれませんが、なんとか私立の合格をゲットしておけば、国立ダメでも「不合格」のショックで合格をいただけた学校が愛しくなってきたりするものです。

 

なし崩し的に攻める方法ですが、この場合課金は難しいかもしれないですね・・・。

 

まとめ

色々書きましたが、戦法としては

  • 公立で嫌だった思い出を「子供にさせたい?」と攻める
  • 中学受験、高校受験の実情を調べる
  • とりあえず国立小学校志望で始める

このあたりかな、と思います。

 

ここまで書いてきたことが、公立派のお父様の考えとして的を得ているかはわかりませんが、逆に言えばお母様も、今一度「なぜ私立小なのか」をよく考えてみてほしいなと思います。

 

私の場合、色々と考えた結果、娘は私立に入れましたが、下の息子は今のところ公立に行かせようかと考えています。男児と女児では「子供になってほしい将来像」だけでなく、学校選びもかなり変わってきますので、いずれにしてもご夫婦でよく話し合う必要はあるかと思います。

 

皆様、がんばってくださいね!