Chronicle of sky

ミドフォーママ黒猫がASD夫とASD息子、てんかん、協調運動障害、斜視などなど発達と治療に右往左往するブログ。

小1ASDっ子の動画・ゲームの付き合い方

息子が私の逆鱗に触れて約2週間のテレビ、動画、マイクラ禁止令となりましたが、それもあと数日で終了。先日傘を破壊して帰って来たのでペナルティとして1日伸ばしましたが(苦笑)。

 

何かやった時のペナルティとして、動画ゲーム禁止は息子には良いかもしれない。淡々と「はい3日禁止ね」くらいの体でやるほうが、ぐちぐち言ってしまうよりいいかも。多分繰り返すけど、3日くらいのペナルティを淡々と与えて、多少は気を付けられるようにとか。

 

さて、ペナルティはペナルティですが、では通常時のルールをどうしようかと検討しまして。

 

今まではiPadでスクリーンタイムを設定している制限時間+テレビで地上波ならOK、というようにしていました。iPadのスクリーンタイムは

・マイクラ1日30分

Youtube Kids 20分

・BabyBus 20分

・スマイルゼミのご褒美ゲーム最大60分

 

イクラ以外は宿題などのやることが終わっていれば、適宜延長したりしていました。でもだんだんと「マイクラしたい!」熱が強くなって、朝15分しちゃうと帰ってから15分しかできず、すぐに終わってしまって「まだしたいのにー!!!」の癇癪のトリガーになって本当にめんどくさかった。マイクラの癇癪がないだけで、この2週間ほどは随分平和だったと思う。

 

いやでも確かにゲームが15分で終了ってなんにもできないのはわかる。マイクラなんて集中してやりこみたいよねそりゃ。しかし学童行ったり宿題したりで平日にマイクラ時間そんなに取れない。

 

一方でYoutubeでは基本マイクラ動画かプラレール動画。知らなかったんだけどMaizenチャンネルって英語や中国語、日本語でちゃんと吹き替えされてるんだね。日本語でずっと見てたけど同じ動画を英語で再生もできて。英語ならいいよいいよ、いっぱい見な、までは言わないけど多少は緩く。Youtubeは15分一本くらいだからキリもいいし、心配なのは言葉遣いなので、言葉遣いは安心のプラレール動画、英語のマイクラならまあいいかな。

 

ちなみにレゴシティも英語でよいのだけど、内容が看守ぶちのめして脱獄とか、銀行員殴って強盗とかでよろしくなさ過ぎて見せられない。。。

 

以上を踏まえて今後のルール

 

Baby Busとかはやることやっていればスクリーンタイム内なら許可かな。

 

正直ゲームについては完全に禁止にしてもいいと思っている。ASD特性の息子にはゲームは毒でしかない気もしているし何より依存しやすい。ただまあ、息子の創造性が伸びているのも感じるので、一旦週末だけ設定することに。のめりこみそうになったらまた禁止かな。

 

あと、スマイルゼミもお休みしてましたが、そちらは退会することに。紙ベースの教材と、学校のプリントの復習をするほうが効果的なのと、やっぱり毎月のノルマに四苦八苦するのがしんどいので。息子に合った教材を選んでさせていきたいところ。

 

というこで、この運用でしばらくやってみたいと思います。

 

さんすうの見えないルール

耳からの指示が通りにくい、気づきは気づきとして。もう一つお勉強面での課題。

最近ポケモンドリルやってるんです。ひらがなカタカナも一周やったけど、今は「すう、ずけい、たんい」をやっています。
で、こういう20以上の数のところをやっていて。


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10の棒が3本だから、10の位のところに3、残りの四角が6個だから1の位のところに6。これをなかなか理解してくれなくて困った。


で、わからなければ数えろ!がモットーの現在、10の棒も小さい四角を数えようとするのです。で、気づいた。よく考えたら我々暗黙の了解で難しいことやってるよね、と。

10あったら、10の棒を1個、2個、と数えるのに、余ってるやつは小さい四角を1個、2個と数えなきゃいけない。この絵面の中で数え方が違う!そりゃ何もかも説明が必要なASD混乱するわ!


しかしながら、こちらの問題で「10個入ってる『箱』の数を数えろ、それを左側に書く!」と言ったらちゃんと箱数えられた。


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そりゃそうだよなあ。そもそも「10の棒」って言い方も正しいかどうかわからないし、息子からしたら「10の棒ってなんやねん」だろうしな。。。確かに言い方悪かったけど、逆になんて言えばよかったのか・・・。


というか、そもそもこういう説明的な表現、逆にASDには混乱のもとになるんじゃないかと思ったり。きちんと理解させるにはもちろんこういう説明をちゃんとしたほうがいいのだろうけど、まあ別に36がわかれば、この問題が解けなくてもよいわけで。与える問題や問題集も向き不向き考えて渡さないといけないな・・・。

 

それにしても。息子はASD味多分にあるなと思うんだけど、その理由が、なんかこう「独自ルール」の中で生きている感じがしていて。「類推」がとにかく苦手なので、私たちが気づかずに補完している情報も、息子は明確に「ルール」として教えてもらわないとわからないみたいなんだよね。その辺りが、「10の棒」だったりする難しさ。

 

小受の時にあった問題で、息子がまったくできなかったのが、

・ふたの開いた筆箱に鉛筆が2本入った絵

・その下にふたの閉まった筆箱が3個

・3個の筆箱に入っている鉛筆の数だけ〇を書く

 

これが全然できなかったんですよ。でも

 

・5人が1列になって自転車に乗っている

・2番目以降の人のタイヤが生垣で隠れている。

・タイヤの数だけ〇を書きなさい。

 

この問題はできるのですよ。何が違うか。

 

おそらく自転車は「タイヤが2個」という決まったルールがあるからタイヤの数を答えられる。でもふたの閉まった筆箱には鉛筆が何本入っているかわからないじゃないか、という理屈なのではないかと。そこは「ふたの開いた筆箱と同じ」という推測を我々は「当たり前に」するわけなのだけど、それが推測できないようで。

 

こういう「類推できない」というのが、私の想像を超えて学習の障害になってるっぽいんだよなあ。は~、相変わらず手探りだ~。

 

「耳からの指示が通りにくい」の真の意味

ちらっと呟いたけど、耳からの指示が通りにくいお話と、もう1つ、勉強面での発達障害ならではの躓きについて。


息子はWISCでワーキングメモリの数値が極端に低く、知覚推理の値が通常よりも高い結果が1年ほど前に出ています。

 

ワーキングメモリの値が低いと、耳からの指示が通りにくく、知覚推理の値が高いので目からの情報の方が処理しやすい。なので指示は絵などで補完するのが良いという話でした。ワーキングメモリ低い子はわりと知覚推理の値が高い視覚優位の傾向があるので、尚更視覚で補完がよいというのはよくあるお話。

 

でもね、「耳からの指示が通りにくい」って言われた時、なんとなく「聞いたことを理解できない」と思いません?

 

例えば「太郎君のロッカーは上から3段目です。太郎君のロッカーはどこですか、〇をつけなさい」と言われたら、一番上とかに〇しちゃうわけですよ。「上から3段目」と聞いて「上から3段目」がわからないのだと、ずっと思ってました私は。

 

ところがどっこい、よくよく話を聞いてみると、どうやら違った。まさかの「上から3段目」をちゃんと聞いてない💦

 

小学校受験の時も散々苦労しましたが、ようやくここにきて本人が説明できる程度に成長してくれてわかったよ・・・。いやでもさ、ゆっくり大きな声で「太郎君のロッカーは上から3段目です」と何回も言ってるのに、それでも「聞いてない」って誰が予想できようかと。でも聞いてなかったらしい。本人的には「聞こえてる」から「聞いてない」とは言わないんだけど、それがまた事態をややこしくしていたのよね・・・。

 

とにかくなんというか、ずっと上の空状態なのではないかと思う。ここは本人もはっきり説明できないようだけど、「聞こえてはいるけど、なんて言ってたのかわからない」みたいなことを言っていたので、多分そういうことなんだと思う。

 

いやでも、何回もゆっくり「上から3段目」って言ったんだけどな。でも何回も言われても頭に入れる気がなかったら入ってこないのは、私もわからないではないかも。私も全く説明が頭に入ってこない分野があったりするし。

 

どうも4歳ごろから息子の見えている世界はとっ散らかった世界なのではないか、何が見えているのだろう、とずっと思っていたのだけど、あながち間違いではなかったのだろうなと。常に何か違うことに意識を取られているから、上の空。聞いているようで聞いてない。

 

たしか小島慶子さんだったかな。大人になって自分が発達障害とわかって、一度薬を飲んでみたらあまりにも静かな世界で、みんなこんな世界で生きていたのかと知って愕然とした、というのを読んだことがあり、小島さんの言葉から類推するとやっぱり頭の中がとっ散らかって意識が次から次へと飛んでしまうのかな、と。フォロワさんからコメントいただいた「頭の中も多動」とは言い得て妙だなと。

 

さて、聞いてないのはよくわかった。じゃあどうするかな。

 

視覚で補完するのはありとして、例えば毎日定時に流れるアレクサの「あと10分で、家を出る時間です。歯を磨いて靴下をはきましょう」とか、毎日学校の国語でやっている音読とか、ものすごい完コピしてくるわけです。覚えてほしいことは毎日やる、アレクサに言わせるのも手だな。

 

勉強もお説教も、説明したところで頭に入らないのだから、長々と説明しない。

 

視覚で補完、というのが一番難しいな。特に勉強面については。算数とか、トド算数させてるけど、いまいちしっくりこない。もっとたくさんさせればいいのかな。お勉強面の課題はまた次回に。

グルテンフリーの効果?

息子、先週の半ばごろからグルテンフリーを意識し、先週末からは自宅での牛乳もやめてカゼインフリーも始めました。とはいえ、給食では出るので、完全フリーというわけではないのですが。

 

で、先週水~金くらいでグルテンフリーをし、週末は娘がドーナツ食べたいとか、息子との外出先でカフェ入ったらサンドイッチ食べたいとか、結構週末はグダっとしつつ、月曜からまたグルテンフリー生活に戻ったんですけど。

 

グルテンフリー生活に合わせて、割といい子→週末激しめ→月曜からまた割といい子、となっており。え、もしかして、グルテンフリー生活結構効果ある?みたいな。

 

でもグルテンフリー生活の前だって、毎朝パン食べてるくらいで。もともと麺は食べないし、お菓子もそんなに食べない。だから言うほどグルテン摂取していたわけではないのだけれども。でも毎日何かしらパン食べていたので、それを辞めるだけで整腸に繋がったのかもしれない。

 

もう一つの変化として、食欲が増してる。特に朝。朝出す量は特に変えてないのだけど、ここ2,3日「おかわりある?」と聞いてくるので足りないらしい。今朝は米粉パン1.5枚(耳なし)、卵2個、サラダ食べて行った。卵2個!マジか!

 

米粉パンは試行錯誤しながらホームベーカリーだったりオーブンだったりで作っている。今ある米粉が扱いづらくて四苦八苦してるんだけど、前安定して使っていた米粉がどれだったか忘れちゃって。次はみんなのおススメ「ミズホノチカラ」にしてみるか・・・。

 

グルテンフリー生活2,3日にして

  • 癇癪減った、落ち着いてる
  • 割と算数プリントがスムーズ、自力でできる。(理解力アップ?)
  • 食欲増えた

 

そんなまさかね~。ちょうどサプリの内容も少し変えました。

 

  • リパミン継続
  • アレルケア
  • DHA

アレルケアは1歳ごろのハウスダストアレルギーが激しかった頃に飲んで1か月で劇的改善したのだけど、その後症状が落ち着いていたのでやめていたんだよね。腸内環境改善ということで、乳酸菌サプリとっていたんだけど、アレルケアに舞い戻ってみた。

 

DHAEPAとセットになったサプリが多いのだけど、DHAだけの方が効果が高い気がする、と栄養療法の本にあったので、DHAだけのサプリに変えてみた。

 

サプリを変えたせいもあるのかなあ。

 

グルテンフリー生活、正直結構大変なのだけど続けていけるよう頑張る・・・。

 

あと家では牛乳をやめたのだけど、これは「これがなくなったら終わりね」とずっと宣言していたせいか、割とすんなりやめられました。牛乳飲めるようになってから、とにかく牛乳しか飲まなかった人が、まさかの牛乳断ち!まあ、これも学校では飲んでるんですがね。いろいろ代替品考えましたが、そういうのは嫌なようで、水とかお茶とか飲んでます。よきよき。

 

食欲が増しているので、すぐ出せる何かをストックしておかなければなあと。栄養良本関連の本では業務スーパーの焼き鳥とか出て来るけど(笑)。とりあえずゆで卵とハム、ウインナーかな。ハム、ウインナーはあんまりたくさん食べさせるのもね・・・やっぱり焼き鳥か。

 

しばらく様子見つつ、続けていきたいと思います。

運動会、ありました。

X仲間さんが運動会のことを書いていたので、時差ですが我が家も運動会の感想などを。

 

娘、小学校3年生。今年から選抜縦割りリレーがあるのですが、既にかけっこ教室で8秒台を去年叩き出しているだけに、是非ともリレーに選ばれてほしい!と思っていたら、めでたく選ばれてくれまして。私は経験できなかった快挙だよ、素晴らしい。でも本人のその報告が

 

「なんと!残念なことに!リレーの選手に選ばれてしまいました!」

 

なんで残念やねん!

 

まあ、そんな娘の運動会ですが、実はコロナの制限もあって、私は今年初めて直接観戦したのです・・・。巷のお弁当問題ですが、大人が一人増えるだけでお弁当の量増えるやん!と気づいてあわあわしましたよ・・・。お重に入れてもよかったんだけど、娘の希望で一人ずつのお弁当箱スタイル。

 

私が子供の頃に通った小学校はお弁当は教室で食べてたんですよね。親は一度家に帰って食べてもう一回来る。だから運動会で家族でお弁当、というのがいまひとつイメージできなくて。でも娘のリクエストはいつも肉巻きおにぎりだから、来年はお重にいれてもいいかな。

 

娘の学年はリレーの他にも全員参加の徒競走があったんですが、スタートが大の苦手な娘は徒競走ではあまりふるわず。リレーはなんとか2位でもらったバトンを維持して次に渡していました。私もよく考えたら「スタート苦手だからリレーで最初じゃない方がいいんじゃない?」とか「スタート苦手」って言い過ぎたかも、って反省。来年は気分よく送り出したいです。

 

でも3学期の学習発表会でもそうだったけど、娘、とにかくずっとぴょんぴょんしていてなんだか「楽しい!」が全身で伝わってきて、娘にあった学校に行けてよかったな、と毎回思いますが・・・母は最近ちょっと楽しいが伝わり過ぎて若干引き気味でもある💦いいことですがね😅

 

高学年は係をいろいろとやるようですが、高学年競技のときは4年生が係をしていたのかな?来年はもしかしたら係もあるかもしれないですね。

 

そして息子。息子校の運動会は秋なのですが、1年生だけ中等部の運動会にゲスト参加し、玉入れとかけっこをしてきたようです。こちらも夫に行ってもらって話だけ聞いたんですが、とにかく中等部の生徒さんが1年生を大変かわいがってくれたのが印象的な運動会だったそう。

 

玉入れは中学生が背負ったかごに入れたらしいんですが、入れやすいようにしゃがんでくれる子もいれば、わざと逃げまわる子もいて実況アナウンスが「大人げない!」とかアナウンスしたりして、大変盛り上がったそう。かけっこも中学生が一人一人にゴールテープはってくれて切らせてくれたとかで。とにかく学校全体の仲の良さが良く出ていたそう。

 

学校によってカラーは違うと思いますが、子供たちは本当に楽しそうだし、時に闘志むき出しで戦う姿もあり、色々な経験ができるのはいいことだと思いました。そして、どこの学校も1年生は可愛い!