Chronicle of sky

ミドフォーママ黒猫がASD夫とASD息子、てんかん、協調運動障害、斜視などなど発達と治療に右往左往するブログ。

絵本の読み聞かせと読書習慣の関係

最近読書についてのつぶやきをいくつか見たので、うちの子、自分のこと、周りの子のことなんかの話を書いてみたいと思います。

 

夫は娘が0歳のころから、絵本の読み聞かせを頑張っています。というのも、夫曰く、私がすごく本を読むから、私みたいな本を読む子に育ってほしいと、0歳から絵本の読み聞かせを開始したのです。かたや、肝心の私と言えば、「0歳から絵本の読み聞かせとかして関係あるの?」という気分でした(苦笑)。

 

私自身は小さい頃の記憶は断片的にしかないんですが、あまり絵本を読んでもらったような記憶がないんですよね。覚えているのは物心ついて自分で読んでいたことだけ。ただ、もともと父が積読タイプの人で、小さいころから何かしら本がリビングの本棚に置かれていて、暇なときに読んでいた記憶があります。当時はインターネットも動画もない上、ビデオデッキすらない時代だったので、子供が見るテレビは朝晩しかやっておらず、単純に娯楽が少なかったので、勝手に本を読んでいたような気もします。

 

なので、絵本の読み聞かせを、私自身さほど重視していなかったのですが、最近、その意味がよくわかった気がしています。

 

というのも、まず理系夫婦の友人の話。お子さんが小さいころ、あまり絵本の読み聞かせをしなかったそうで、それよりは科学的興味を引くような遊びを重視していたそう。小学生になって、読解力が弱いとなって、今図書館に通っているらしいのだけど、子供も親も、今まであまり本を選んだりしてこなかったので、何を読んだらいいのかわからなくて困っている、というようなことを言っていて。「なんでもいいんじゃないの?おしり探偵とか、真面目な内容の本じゃなくても興味持つものでいいと思うよ」とアドバイスしたんですが、それでも「何が面白そうなのかがわからないみたい」と。そういうことがあるのか、と少し驚きました。

 

そんな話を少し前に聞いて、ふーんと思ってたのですが、最近娘が自分で絵本を読むようになりまして。最初こそ音読してましたが、最近は黙々と読んでいます。それでもまだたくさん読むのは疲れるようで、途中まで読んだら「読んでー」と持ってきますが、黙々と本を読んでいる姿を見ると、読書習慣って絵本のよみきかせから移行するんだ!と私自身が驚いてしまいました。

 

絵本の読み聞かせから移行するというか、「本を読む」ことが習慣化した結果なのかもしれません。

 

さらに、この絵本を読んでもらっている娘の姿を見て育った下の息子も、当然絵本に興味を持って育ち、今では娘がリビングの机で絵本を読んでいると、自分も電車の本を持ってきて隣に座って眺めています。よく上の子をきちんと躾けると下の子が自然とそれを真似すると言いますが、まさにその通りでした。

 

逆に、もしかしたら下の息子が電車図鑑を一人で見ながらブツブツ言っている姿を見て、娘も一人で本を読み始めたのかも?とも思います。電車図鑑は読んであげることもありますが、息子一人で写真を眺めてブツブツ言っていることもよくあります。

 

私自身、本を割と読むほうでありながら、絵本の読み聞かせの効果には懐疑的だったんですが、その効果、十分あるのではないかと思います。佐藤ママは絵本の読み聞かせに注力していたのは有名ですが、そこから読書習慣に繋がった話はあまりなかったので、少し意外な気もしました。もちろん佐藤ママのお子さんたちは当然読書習慣ついていたと思いますが。

 

ただ、私のように絵本の読み聞かせをあまりしなかったとしても、本好きになる子は一定数いると思います。息子が電車にハマったように。ただ、そういう可能性に賭けるのはあまり現実的ではないので、絵本の読み聞かせをして、小さなころから本に親しんで育てるのが良いのかもしれません。

 

絵本と娘の記録。

 

娘誕生

友人グループに出産祝いに絵本をリクエストとし、大量の絵本をもらう。洋書も少し。

 

生後4か月

夫が読み聞かせスタート。当然あまり娘の反応はない。

 

1歳~2歳

娘が反応を見せ始める。こどもちゃれんじBabyのフェルトをめくったりする仕掛け絵本や、「だるまさんが」シリーズがお気に入り。

 

2歳~3歳

出産祝いにもらった絵本が大活躍。引き続きこどもちゃれんじの絵本もお気に入り。

 

3歳~4歳

手持ちの絵本にも少し飽きたようだったので、本を大事にできるようになったと踏んで、図書館通い開始。2週間に1度、約10~20冊を借りてくるように。図書館ではアンパンマンの紙芝居をせがまれて読む。

 

4歳~5歳

下の息子用に簡単な絵本を再度並べ始めたら、ひらがなを指さしながら時々自分で読んでいた。プリキュアやディズニーのお話を絵本で読んだりすることも。

 

5歳~現在

おさるのジョージシリーズと、トーマスの絵本を中心に、2週間に1度約20冊を図書館で借りてくる。たまに20冊を超えるので、娘の図書館カードも作成。(2人で40冊まで借りられる)お受験用の昔話系の絵本は、図書館にはあまり揃っていないので購入。大好きなトーマスやジョージの本はたまに自分で読む。

 

次のエントリでは娘が過去気に行っていた絵本を紹介しようかと思います。