3月末に娘の扁桃腺手術をしました。そのことについて、事前にネットで調べても書いている人が少なかったので、ここに記録を残しておきます。
まずは扁桃腺手術をするまでのお話を。
そもそも扁桃腺手術をすることになった経緯についてはこちらに。
経緯としては上記なのですが、扁桃腺手術、気にはなっていてもどこでどうすればいいのかわからない方って結構多いと思います。私もそうでした。最近の耳鼻科の先生はあまり扁桃腺が大きくても手術を勧めないそうで、かかりつけの耳鼻科でも扁桃腺が大きいことは度々言われていたんですが、なかなか手術までは繋いでもらえませんでした。
もし同じように扁桃腺が大きいと指摘され、手術したいのにどうすればいいかわからないでいるのであれば、とりあえず大学病院受診してみるのがいいかと思います。耳鼻科でしょうか。我が家はいびきがすごかったので、無呼吸の治療として扁桃腺手術をしてもらった感じです。諸々検査で少し時間はかかると思いますが、手術に繋げられるのではないかと思います。
コロナ禍での入院はいつもと違う場合があるので注意を
これです。コロナ禍での入院ということもあり、面会ルールや付き添いのルールが通常とは異なっており、今回入院した病院は付き添いをする場合は個室のみ、付き添いをしない場合は差額のない大部屋だけど、その場合面会は週2回2時間のみ、という究極の選択でした。
入院期間が9日間と非常に長いため、今回は致し方なく個室を選びました。
付き添いについて
今回娘が入院したのは完全看護の小児科を擁する病院。以前息子が入院していた完全看護ではない病院と比べると、完全看護の病院は親の付き添いがないことが前提になっているような気がします。なので、看護師さんたちは保育士さんのような仕事もされていました。
乳児の場合ミルクやおむつ替えはもちろんですが、1~2歳の幼児の場合もご飯を食べさせてあげたり、話し相手になったり、ぐずる子はベビーカーに乗せて病棟内をうろうろしたり。ご飯の後は歯磨きさせたり。病室には大きなテレビがあって、そこで一日中アンパンマンとか子供向けの番組が流れていました。
なので、付き添いなしでも・・・確かに2歳くらいまでならいけると思います。実際大部屋にいたのは、乳児~2歳くらいまでの子が多かったです。少し大きい3歳くらいの子は看護師さんがかなり手を焼いていました。幼稚園児くらいの子については、長期でない限り皆さん個室にされていた印象です。
息子が1歳で入院していた時、完全看護の病院ではなかったんですが、5歳くらいの男の子が入院してきて、それはそれは大変で。お母さんがちょっとトイレに行っただけで、戻ってくるまで「ママ―っ!」と大絶叫。5歳だと声も大きいですしね。。お母さんもトイレにもなかなか行けずで大変そうでした。
なので、娘もただでさえ痛い手術で情緒不安定になったら大変だな、と思い、今回は付き添いを選びました。まあ、1か月とかの長期入院だと付き添いなしで頑張ってもらうしかないんですが、9日間だったので、奮発して個室にしました。
入っておいて損はなし!子供の保険。
我が家はコープ共済の子供用の保険に入ってたんですが、こういう「医療証で医療費かからなくても個室にせざるを得ず」ということがあるので、子供の保険入ってて正解でした。むしろ扁桃腺手術は兼ねてより考えていたのになぜもっと手厚くしとかなかったのかと(泣)。。通院が終わったら、娘の保険をアップグレードしようと思います。
また、下の子については、入るのが遅れてしまい、生後3か月でけいれんで入院してしまったため、保障の薄いものにしか入れていません。生まれたらすぐ入っておくべきでした。
扁桃腺手術
扁桃腺手術は1週間の入院が必要、というのは病院を受診する前に調べて知っていました。今回の病院は9日間の入院が必要とのこと。手術後一週間は出血しやすいそうで、そのための経過観察・安静期間とのことでした。
そして手術は全身麻酔で行います。子供なので、手術台でDVDを見せられながら吸入で麻酔、DVD見ながら寝ちゃう、と言う感じでした。
手術後はかなり痛い、痛くてずっと泣いてる子とかいます、とか大人の場合は超大変とか、いろいろと言われていますが、娘は翌日の明け方、痛み止めが切れて寝起きにしくしく泣いていたくらいでした。看護師さん曰く、男の子のほうが痛みに弱い感じ、とのこと。
そして耳鼻科の先生が言っていた通り、3日後にはいつも通り元気になり、退院するころにはすっかり元気!でした。手術後1か月くらいはあまり激しい運動はしないで、でも子供だから難しいですよね、とは言われました。娘は退院した2日後に某小学校のオープンスクールでダッシュで走ってました(苦笑)。
かなり大きい扁桃腺でした。
手術後、切った扁桃腺を先生が見せてくれたんですが、まあでかい。びっくりです。私の親指の第一関節くらいの大きさのものが左右に1つずつ。こんなもんがあの小さな喉にあったらそりゃ大変だわ、と。先生も「5段階で言えば4から5くらいの大きさ、かなり大きかったです」と。
実際、手術してみて実は手術するほどではなかった、とか言われたら悲しいな、と思ってたんですが、そんなことは杞憂、ほんと、手術してよかったです。
3週間経った今
あれだけ目の下にクマをつくって、毎日すごく疲れた顔をしていた娘ですが、以前より活力が出てきた感じがします。入院中に厳しく言ったせいもありますが、挨拶とか、ハキハキと声が出るようになったり。お教室でのペーパーも正答率がかなり上がっている感じがします。全体的にパワーに満ち溢れている感じ?睡眠時間は10時間弱、9時間半くらいですが、日中はほんとに元気になりました。
そして肝心のいびきですが、これまためちゃくちゃ静かになりました!手術から2,3日はまだいびきがあったり無呼吸があったりするかもしれません、とのことでしたが、確かに3日目あたりから、就寝時ものすごく静か!手術前とのあまりのギャップに「ちゃんと生きてるのかな?」とこっちが不安になるくらいでした。
喉の痛みも本人からは痛いということをもう聞かなくなりました。退院するころ(手術後1週間)に「ちょっと痛い」と言っていた程度でした。
総じて手術してよかったです。しかも幼稚園がお休みの時期に、お教室の春期講習ともかぶらず、いいタイミングでした。3月下旬はお教室も1週休みになっていて「4月以降は休みなしで突き進んでいきますので、3月末は遊びに行ったり旅行に行ったりと、楽しく過ごしてください」と言われたお教室休みだったんですが、病院生活でごめんよ娘(苦笑)。
次は入院生活について、いくつか書きたいと思います。