Chronicle of sky

ミドフォーママ黒猫がASD夫とASD息子、てんかん、協調運動障害、斜視などなど発達と治療に右往左往するブログ。

発達障害と幼児期の療育についてあれやこれや。

発達障害関係の病院に行ってきました。もちろん息子。

 

目的は実際のところ療育が必要なレベルなのかどうかと、必要であるならば診断書を書いてほしいなと思って。結果的にOTの療育はやった方が困り感が少ないだろうと言うことで、診断書を書いてもらえる運びになりました。OTの療育先もさらっと提案してくれて、本当に良い先生だった。。。

 

区の言語聴覚士さんには「あれこれ行くより、てんかんでかかっている大学病院の先生に相談しては」と言われたんですけど、と言ったらその先生はちょっと苦笑いして「大学病院の先生は病気には詳しいけれど、発達障害とかはあまりね・・・」と。でもその先生の診察室の本棚には小児神経とかてんかんとかの本がたくさん並んでいて。手先の器用さとてんかんはあまり関係があるというデータはない、とのことだったけど、ASDの人にてんかんが見受けられることがあるのはわかっているそう。

 

やっぱり餅は餅屋に行くべきだった。もっと早くに発達関係の病院を訪ねていけばよかった・・・。

 

近々さらに療育が加わり、私は送迎の嵐で悲鳴を上げそうよ・・・。でもOTは個別訪問のところにお願いしようかと思うので、送迎はなくてすむはず・・・。


ふと思ったのだけど、我が家、あれこれできない息子にかなり時間とお金をかけている。

 

小学校受験はさておいても、幼児教室はどこも高いし、みんながみんな幼児教室に通わせられるわけでもないことはわかっている。さらにビジョントレーニングは自費療育だし、そういうのも組み合わせるとお金もかかるし、それ以上に時間がかかる。送迎も大変だし。

 

でもね、数少ない周りの発達障害関係の先輩方を見ると、やっぱり肝は小学校上がる前にどれだけがんばったか、になるような気がするのですよ。

 

やっぱり小学校上がる前に、子供の様子をよく見て、療育と家庭での練習をがっつりさせていたお子さんは、小学校に入っても困り感が少なそうな感じ。全く困っていないわけではないけれど、不登校になってしまうほどではなさそう。いや、これはもしかしたら、そういう親御さんだから、小学生になってもしっかり子供の様子を見て、フォローしているのかもしれない。

 

知り合いで、その後発達障害と診断されたお子さん、2歳でジャンプができない、滑り台が滑れない、というのがあったそう。親御さんは「嫌いなことを無理にさせても」と嫌がるからと言う理由で外遊びや運動をあまりフォローしなかったら、男児だったこともあって小学生ではっきり差がついてしまい、お友達と遊べないために学校がイヤと言う理由の一因になってしまったそう。

 

確かに「嫌いなことを無理にさせても」というのは一理あるのだけど、でももしかしたら幼児期の発達に関係する項目は、好き嫌いに関係なくある程度できるようにさせるべきなのでは?と少し思う。というのも未就学児の間はまだ「普通程度にできる子」と「できない子」の差って小さいと思うんだよな。これが小学生以降になってくると、内容が高度になっていくとどんどん差が開いていってしまう。でも幼児レベルのことができないわけだから、小学生で求められることなんて難しすぎて、ますますイヤになってしまう、と言う悪循環があるのではと。

 

2歳でジャンプができない時点で、運動があまり得意ではないようなら、それをフォローすべきだったのかもしれない。親御さんは公園とか積極的に連れていったけど、できないから遊ぼうとしないので、だんだんと行かなくなったとのこと。多分そこでくじけちゃいけなかった、親が。それこそ、運動療育とか繋がれれば、もっと違ったのではないかと思う。親がフォローするのは幼児教育とか発達障害系の知識がないと、ただのスパルタになって子供がますますイヤになってしまうので、療育とか体操教室とか行かせればよかったのかもしれない。

 

でも、その手立てが分からなかったのが私でな、、、っていう。だからわからなくはない。

 

あと、やっぱり「保育園に預けてのびのびさせてたら、小学校で蓋をあけてみたら」と言うのはよく聞く。幼稚園だと結構丁寧に先生が見てくれるのと、小学校で困らないようにと言うのが前提にあるのか、早い段階で指摘を受けるのだけど、保育園だとそこまで見てくれないのかもしれない。特に首都圏の共働き夫婦は割と高学歴だから自分がそこまで困った記憶がないし、18時19時にお迎えして勉強させるなんて余裕もないから気づけないのかもしれない。いや、むしろ公文とか割とさせてる人多いんだけど、勉強以外の集団行動的なところで困ってるケースをよく見る。

 

いろんな面で、小学生になると差がついてきてしまうので、幼児期にどれだけ頑張れるか、ってのは重要なんだなと。少なくとも周りについて行けるレベルにはしておいたほうが、小学校で困らない、という言語聴覚士さんの言葉はよくわかる気がする。

 

でもね、わかっちゃいるけど大変なのよ~。

 

息子程度でここまで大変なんだから、本当に集団行動難しい子の場合は大変だと思う。でもどうなのかな。勉強ができればまだましなのかな。。。でも結局不登校とかなっちゃったら関係ないしな。。みんなそれぞれ困り感克服してうまく生きていくしかないよね・・・。