Chronicle of sky

ミドフォーママ黒猫がASD夫とASD息子、てんかん、協調運動障害、斜視などなど発達と治療に右往左往するブログ。

さんすうの見えないルール

耳からの指示が通りにくい、気づきは気づきとして。もう一つお勉強面での課題。

最近ポケモンドリルやってるんです。ひらがなカタカナも一周やったけど、今は「すう、ずけい、たんい」をやっています。
で、こういう20以上の数のところをやっていて。


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10の棒が3本だから、10の位のところに3、残りの四角が6個だから1の位のところに6。これをなかなか理解してくれなくて困った。


で、わからなければ数えろ!がモットーの現在、10の棒も小さい四角を数えようとするのです。で、気づいた。よく考えたら我々暗黙の了解で難しいことやってるよね、と。

10あったら、10の棒を1個、2個、と数えるのに、余ってるやつは小さい四角を1個、2個と数えなきゃいけない。この絵面の中で数え方が違う!そりゃ何もかも説明が必要なASD混乱するわ!


しかしながら、こちらの問題で「10個入ってる『箱』の数を数えろ、それを左側に書く!」と言ったらちゃんと箱数えられた。


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そりゃそうだよなあ。そもそも「10の棒」って言い方も正しいかどうかわからないし、息子からしたら「10の棒ってなんやねん」だろうしな。。。確かに言い方悪かったけど、逆になんて言えばよかったのか・・・。


というか、そもそもこういう説明的な表現、逆にASDには混乱のもとになるんじゃないかと思ったり。きちんと理解させるにはもちろんこういう説明をちゃんとしたほうがいいのだろうけど、まあ別に36がわかれば、この問題が解けなくてもよいわけで。与える問題や問題集も向き不向き考えて渡さないといけないな・・・。

 

それにしても。息子はASD味多分にあるなと思うんだけど、その理由が、なんかこう「独自ルール」の中で生きている感じがしていて。「類推」がとにかく苦手なので、私たちが気づかずに補完している情報も、息子は明確に「ルール」として教えてもらわないとわからないみたいなんだよね。その辺りが、「10の棒」だったりする難しさ。

 

小受の時にあった問題で、息子がまったくできなかったのが、

・ふたの開いた筆箱に鉛筆が2本入った絵

・その下にふたの閉まった筆箱が3個

・3個の筆箱に入っている鉛筆の数だけ〇を書く

 

これが全然できなかったんですよ。でも

 

・5人が1列になって自転車に乗っている

・2番目以降の人のタイヤが生垣で隠れている。

・タイヤの数だけ〇を書きなさい。

 

この問題はできるのですよ。何が違うか。

 

おそらく自転車は「タイヤが2個」という決まったルールがあるからタイヤの数を答えられる。でもふたの閉まった筆箱には鉛筆が何本入っているかわからないじゃないか、という理屈なのではないかと。そこは「ふたの開いた筆箱と同じ」という推測を我々は「当たり前に」するわけなのだけど、それが推測できないようで。

 

こういう「類推できない」というのが、私の想像を超えて学習の障害になってるっぽいんだよなあ。は~、相変わらず手探りだ~。