先日娘に突然聞かれたのです。
「弟君は学校の成績いいの?」
まあ、息子はここで何度も書いている通り「6割を目指して頑張って行く」と言う状況。方や娘は「もう私いらんやん」と思うくらい、勉強に関しては完全にお任せ、それでもそこそこ立派な点数を取ってきます。なんで娘がこんなことを聞いてきたかと言うと「通知表もらうの楽しみだなーと思って。弟君はどうなんだろうって思って」。通知表もらうの楽しみとか、もう自信満々やんけ!
それはさておき、この場は息子もいたので言葉を濁しましたが、後日娘と二人きりの時にいい機会なのできちんと話しました。
娘に話したこと。
- 娘ちゃんには勉強の才能があること。
- 一方で息子君は生まれつき何事も遅く何かを理解するのも時間がかかる。だからテストもいつもこれくらいの点数であること。
- 娘ちゃんの才能も、息子君が勉強苦手なのも、どちらも生まれつきの能力、たまたまそう生まれただけだから、息子君を馬鹿にしたりしないでほしいこと。
- それは息子だけでなく、お友達にも勉強苦手な子もいると思うけど、それも生まれつきの才能だから馬鹿にしたりしてはいけない。そういう子たちにも得意なことはあるし、得意不得意は誰にでもあるから。
こんな話をしました。
その一方で、娘には勉強の才能があるから、塾に行ってがんがん頑張ればすごく伸びると思うけど、それをやりたいかどうかはまた別だよねと。と言うと娘「うん、やりたくない」と。でもその勉強の才能はみんながみんな持っているものではないことだけは覚えておいて、と。あなたはいつからでも本気で勉強すればおそらくたいていの職業は目指せる。でも息子君が「お医者様になりたい」と言っても現段階では多分無理だと思う。お医者様はお勉強すごくできないとだめだからねと。
おそらく娘は自分が多少できる自覚はあるようなので、この話も割とすんなり受け入れられたよう。この後「努力」と「才能」の話をもう少しして、自分の得意なことが「勉強」「かけっこ」「ドラム」であること、この3点については本気で努力をすればかなり伸びると思うこと、努力しても1番になれないこともあるけど努力することは無駄ではないこと、などを話しました。ここまで話すつもりはなかったんだけど、聞かれるがままに答えていたら、こんな話までしちゃった。。でも本人的には納得したみたいです。
息子に話したこと。
一方で娘に話したことで「息子にこの話をするときは難しいよなあ。3年生までに得意なことがあればすんなり受け入れられるのかもしれないけど」と3年生くらいで話す気満々だったのに、うっかり翌日に話す羽目になってしまったよ!それもこれも息子が宿題先延ばし先延ばしにしてちっともやらないので叱ったのだけど、その際に言っちゃったよ!
『あなたは他の子よりもなんでも遅いの。時間がかかるの、宿題も公文もご飯もお着替えも全部時間がかかるから、お勉強も1日でできる量がみんなより少ない、だからテストの点も悪くなる。でも仕方ないの。生まれつきそうなっちゃったんだから。やるしかないの!マイクラやってる場合じゃないの。でもマイクラもしたいでしょ?だからマイクラしたいなら「嫌だ嫌だ」って言いながらゴロゴロするのやめてさっさと宿題終わらせる!ほんとその「嫌だ嫌だってゴロゴロしてる時間」無駄じゃない?』
まー、まだ1年生なのでわかったのかわかってないのかわかりませんが(多分わかってない)、本当に「やりたくない!」ってうだうだやってる時間があるなら宿題やれよ、と思う。とは思うが気分が乗らない時もあるのもわかる。
とはいえなー、自分の才能を突き付けるには早すぎたんじゃないかとは思う。けれど本当に課題が多い子でやらなきゃいけないこといっぱいあるからな・・・。少しは自分で自覚持ってくれると違うのかもしれない。
努力は報われるとは限らない。でも何が起こるかわからない。
X見てると、努力に過信しすぎ、なんでも1番を求めすぎ、と言うのをたまに感じる。まさにさ、タイプロですよ。寺西君、原君。ジュニアから次々にデビューしていく先輩、同期、後輩を目の当たりにして。努力は報われないと思った日もあったと思う。けれど努力したからこその、今回のタイプロなんだよな。
息子は根性あるからきちんと努力できる子にしたい。ただ気持ちに波がある。でもルーティン化すると強い。難しいなあ。