Chronicle of sky

アラフィフママ黒猫がASD夫とASD息子、てんかん、協調運動障害、斜視などなど発達と治療に右往左往するブログ。

数の発達と発達障害と公文〜その1

息子の公文通信の話でも。長いよ。

 

息子の公文通信の話をするとなると、外せないのが「数に関する発達」のお話。「数に関する発達は意外に遅い」らしく、これは以前読んだこちらの本に書かれていました。6歳以降の子も多い、とか書かれていたような。

 

 

そしてもう一つ、これは発達障害児を教えることが多かった?算数塾のベテラン先生で、どなただったかな、以前Xのポストで見たんだけど、「発達障害児はなんだか難しく考えすぎなのか、なかなか理解しづらいことがある」とポストされていて。

 

この2点がとても息子に当てはまるのですよ。

 

実際のところ、5歳くらいの頃の息子を見て「数の発達の遅さ」になるほど、と思いました。最初はね「どちらが多いですか」の問題ができなかったんですよ。でも大好きなブドウを「多いお皿」「少ないお皿」から選ばせると、当然「多いお皿」を選ぶわけです。「多い」「少ない」の概念はわかっているのに、「どちらが多いですか」と言われると答えられない。当然「多いブドウのお皿」を「こっちが多いんだよ」と教えても、です。まあ、もしかしたらこれはワーキングメモリの低さゆえ「質問を聞いてなかった」可能性もあるかもですが。

 

この「どちらが多いか」問題、わからない時にどれだけ教えても理解してくれないのですよ。絶対にできない。

 

ところが数か月経つと気が付いたらできるようになってるんですよ!毎日教えていたわけでもないのに!

 

なので、息子に関してはおそらく「数の発達が遅いこと」と「発達障害独自の思考(何か難しく考えている)」で、どちらに起因があるのかわからないけど「できない時は発達を待つ」というのが重要な要素になってくるわけです。

 

そして1年生になって、算数が始まると「息子が理解しにくい分野」が結構はっきりしてきました。文章で長ったらしい説明されるとついていけない。

 

例えば「17-3」を

 

「17は10と7だから、1の位の「7-3」をして・・・」

 

とか問題集に多いのですよ。10と7のところが空欄になってて埋めるとか。こうやって説明されて理解が進む子もいるんですが、息子の場合たぶんこうやって書かれると余計よくわからなくなってくるんじゃないかな、というのを徐々に感じてきまして。

 

でも学校の問題集も、個別指導塾の教材も、すべてこういう感じなんですよね。確かに算数の考え方としては大事。でも息子には向いてない。いっそ「17-3=14」と体感的に覚えてしまったほうが早い。

 

そこで、公文ですよ。機械的にやって20くらいまでの足し算引き算を機械的に覚えてしまえと。

 

公文を始めたのが12月。その段階では20までの足し算引き算についてはできてはいるものの、指を使って計算する感じです。これがまあまあ速く、しかも私が見ている限り「なぜその指の使い方で答えが出る・・・?」という感じで、何か本人的にやはり独自の思考があるんでしょうね。。

 

12月で始めた時は算数3A、国語4A。1日算数10枚、国語5枚でスタートしました。

 

というところで長くなってしまったので、実際の公文の進め方については次で。こっからがメインやーん!ごめんなさい😓