先日実施した息子のWISCの結果が出ました。
ちょうど1年前に田中ビネーの検査を受けたのですが、その時の結果は発達が8か月遅れ。私の体感でも娘の同月齢の頃よりも半年ほど遅れている感じがしている中。
結果は平均値としてはいわゆる「グレーゾーン」という数値。この数値は「発達の遅れ」と捉えていいそうで、そういう意味ではやっぱり半年遅れの体感は割と当たっていたのかな、と思いました。
以下、発達病院の先生に聞いたこと。
・知覚推理が平均より突出して高い、ワーキングメモリが極端に低い
→耳からの指示は通りにくく、絵や図などで指示を出すと通りやすい。目からの情報の処理が得意なので得意を伸ばしてあげて
・今知育などをかなりやらせているが、だからこの数値が出ているのか、それとももともと持っている力なのか
→知育をやらせていてもさほど関係ない。もともとの本人の力。そして今後成長してもこの数値が大きく変わることはない。
・ワーキングメモリは数の逆唱ができなかった。数に関する発達が遅いと感じているが、関係あるか
→例えば言葉を逆唱するのはできるか?(できない)調べる方法はいくつかあるがやはり数値はあまり変わらないと思う
結果に対してはこんな感じのお話でした。そのうえで、小学校受験をすることは伏せた上で、就学にあたって配慮が必要か、通級などは必要かどう思うかを聞きました。まず、うちの区では支援級は軽度知的障害でないと入れず。行くとすれば情緒級ですが・・・情緒級では学習支援はしない、と明言されており、であるとすれば幼稚園で集団行動に問題がない息子には通級必要?と言う気がしたのですが。
まあ、要は通級は「居場所のひとつ」であり、療育みたいなものとは違うとのこと。通級も放課後デイサービスも居場所の一つとしてとらえて、とのこと。
発達障害とか不登校関連の諸々見ると、ほんと居場所居場所って二言目には居場所って出て来るんですよ。こっちが聞きたいのは不登校になってからの対応ではなくて、不登校にならないためにどうすればいいかなわけですが、それを聞いても居場所の話で・・・。
どうもつまり、通級とか放課後デイサービスとかで学校以外の居場所を作ってあげること自体が不登校回避にもなるとのこと。あとは、好きなことを伸ばしてあげてと。
そして発達障害児は不安要素に敏感なので、他の人から見たら些細なことでも不登校のきっかけになりやすいとのこと。
でもさ、昨今の小1の壁的な話って、「ただでさえ新しい環境で疲れている上、学童も新しい環境になるので、春休みは学童行っていたのに学校が始まったら行きたがらない」とか結構聞くわけですよ。普通の子がそういう状況なのに、不安要素の強い子が、いきなり学校とデイサービス両方行くの辛くない?
そしてそこまで居場所が大事とわかっているなら、なぜ「居場所を得るためにどうしたらよいか」という子育てTips的なアドバイスが出てこないのだろう。。。通級やデイサービスで逃げ場を作っておくのもひとつだけど、そうではなくて、本人が学校に居場所を感じられるようにするためにはどうすればいいかを聞きたいのだけども。
とまあ、発達病院の先生となんだかなーと思いながら話を聞いたうえでの私の理解。
- 発達障害児は些細なことで嫌になりやすいが、それを上回る楽しいことがあれば不登校は回避できそう。志望校に合格したら「電車で行く」のも楽しみのひとつになればいい
- 入学前から「小学校は楽しい所」とすりこんでわくわくさせておく
- 運動とお勉強、生活習慣面頑張らせてなんとかついていけるようにする
その前に受験なんですけどね!
まあグレーゾーンでどこまでやれるか、というところですが、小学校受験はペーパーだけではない!と信じてとりあえず走り抜けたいと思います。基礎はね、だいぶできてきたし。幸い多動とかはないので、何とか小受させてますが。。。その前に耳からの指示が弱いって致命的なんだよなあ・・・。