Chronicle of sky

ミドフォーママ黒猫がASD夫とASD息子、てんかん、協調運動障害、斜視などなど発達と治療に右往左往するブログ。

「お手伝い」の本当の意味。

小受と言えばお手伝い、お手伝いと言えば小受。

 

そんなわけないですけど、女子校では鉄板の質問「お手伝いは何をしますか?」それに向けて仕込みは上々でしょうか皆様。私は去年、最初の面接の1週間前からお手伝いさせ始めました。「子供は直前の記憶から答える」を実践して。結果この質問についてはばっちりでした。

 

小受とは関係なく、私も子供の頃よく学校で言われました「お手伝いをしましょう」。でもうちは親が「余計時間がかかるからいい」というタイプで(苦笑)。私自身も大学で一人暮らしをして、「別に子供の頃お手伝いしなくても家事とか必要に迫られてやればみんなできるでしょ」と長らく思っていました。佐藤ママも「大人になってやればいい」みたいなことを書かれていたように思います。

 

そして子供が生まれてからは「お手伝いより、お着替えとかお片付けとか自分のことを自分でやってくれー」などと思い。

 

小学校受験でお手伝いが求められるのも、なんというか昔から言われている「お手伝いをしましょう」を実践できる良い子を求められてるのかな、などとうがった見方をしていたのですが。

 

あれこれいろいろ問題のある息子のために奔走し、同時にいろんな問題のある大人を見ていく中で、「お手伝い」の本当の意味に少し気づけた気がします。前置きが長くなりましたが今日はそんな話を。

 

巧緻性とか体幹とか、幼児の発達に大切なことがお手伝いを通して実践できる

幼児にお手伝いが求められる最大の理由はこれなんじゃないかと思うのです。

 

例えば雑巾がけ。雑巾絞りが考査で出る学校もありますが、これは力の入れ方持ち方が大事で、手先の動きや力のコントロールなど巧緻性に関係します。そして雑巾がけ。これは体幹を鍛えられるそうなんですよ。雑巾がけは感覚統合的な見地から行くとどうもとってもよい動き!らしく。

 

それ以外にも掃除にしろ料理にしろ、道具を使うこと全般について「手先を動かす」「力をコントロールする」という感覚統合的に良い動作が多くお手伝いには出てきます。また「お箸とスプーンとコップを並べて」などのちょっとした用事でも、2つ3つの指示を出すことでお話をきちんときく習慣がつきます。

 

小学校受験で「おうちでもやってください」と言われたことだけれども、これらは発達に問題がある子たちにもすごく役に立つことなんですよね。むしろそういう子たちこそ、常日頃から実践することで良い影響になる。小受するような娘みたいなタイプは家でやらなくてもすぐできちゃいますからね。息子のような子こそ毎日取り組めばいいんでしょうけど・・・まあなかなか難しいですが(苦笑)。

 

お手伝い=他者への奉仕で、もしかしたら人を慮れるようになるのでは?

ここ最近の私の持論に「他者を慮れないタイプは鬱になりやすい」があります。悪い人ではないのに「人を慮れない」タイプがいるんですよね。例えばプレゼントをあげるとき「相手が欲しいもの」について全く考えられず「自分があげたいもの」をあげてしまう。

 

子育てをするにあたり、こうならないためにはどうしたらいいんだろう、と考えたときに、もしかしたら「お手伝い」が良いのかもしれないと思ったりしたのです。

 

「まずは自分のことを自分でやれるように」というのも考えるのだけど、それだと結局自分のことしか考えないことになってしまう。でも「お手伝い」って「誰かのため」の行動が多いと思うんですよ。まあ「お手伝い」は基本的に「家事」になるので家事全般、他の家族のためですからね。

 

だから、そういう「誰かのため」、奉仕的な行動を通して他者のことも考えられる子になるのではないか、とも思うのです。他者を慮れるようになるかはさておき、少なくとも他者の行動を気に掛けるようにはなるのではないかと。

 

こちらはまだ実際のところはわかりませんが。。

 

結局「昔の子供」に求められていたことはよく考えられていた

お手伝いにしろ、昔の遊び(ケンケンパとか駒回しとか輪投げとかあやとりに折り紙etc)にしろ、結局子供の発達のためによく考えられていたことなんですよね。いや、もしかしたら、後付けで昔の子供と今の子供を比べて、必要なものがそうだという結論になったのかもしれないですけども。

 

小受を終えて、ようやく小受の本当の意味に気づかされた気分です。まあ、あれはやり過ぎだと思うけれども。

 

息子も少しずつ実践させていきたいと思います。

自由な都会、不自由な地方。

昨日から話題になってますねえ。

oceans.tokyo.jp

 

所得制限の話が、私はなかなかその気持ちが理解できなかったんですが、最近ようやく理由がわかってきました。多分、東京のような大きな街で育つのと、地方で育つのでは根本的な考え方、経験がまず違うのではと。

 

地方育ちは、「不自由」からスタートする。

都会育ちは、「自由」からスタートする。

 

多分最も大きな差が、ここじゃないかと思うのです。

 

所得は低い。けれどお金があっても「不自由」する地方。

確かに地方の平均所得は低いので、それに見合った生活をしないといけないんですが、その前にお金があっても「不自由」が存在するのが地方なんです。

 

例えば我が家では出かける時に必ず子供たちは水筒を持参します。時には大人の私も。旅行先でもです。むしろ旅行先ほど必須。

 

というのも昔実家に帰省した時に、ふらりと子供とお散歩にでかけたんです。まだ暑かった9月。手ぶらだったけど喉が渇いたら自販機でお茶買えばいいか、そう思って。長らく東京で生活して私は実家での暮らしをすっかり忘れていました。

 

喉が渇いたな、って思ったとき、歩けども歩けども自販機がない!コンビニもない!

 

正確には自販機もコンビニも存在するんです。でも都会のように「歩けば自販機がある、コンビニがある」ではなく、「あそこに自販機があるから向かう、コンビニがあるから向かう」と狙って行かないと出会えないんですよ。

 

これが「お金があっても『不自由』する」理由なんですよね。お金があっても買えない。水筒持参は節約でもあるけど買いたい時に買える場所がないかもしれない、と言う保険。お弁当もそう。周囲にランチできる場所がないから、節約も兼ねてお弁当。

 

逆に言うと都会っ子がお金を浪費してしまう理由でもあるんですよ、これ。何でもあるから「出かけた先で買えばいいや」とジュース買ったりスタバ行ったりetc。

 

「自由」故にお金がかかる都会生活

東京は選択肢が本当に多いです。20歳そこそこで大阪でバンドをやっていた私は「本気でやりたいなら東京に行け」と言われました。東京とはそれほど選択肢が、チャンスが多い場所。地方にあった「不自由」さはなく、なんでも「自由」に選べます。選べますが、ピンからキリまで存在する都会では、「自由」に選ぶにはお金がかかります。

 

これくらい稼いでるんだから、これくらいの家には住んでもいいだろう、これくらいの車に乗ったほうがいいだろう、公立小から私立小から、有名塾に中学受験に私立中高一貫校によりどりみどり、じゃあいいところに行かせてあげよう、小学校から私立もいいね!って我が家ですね(笑)。自由に選択しようと思ったらお金がかかります。

 

「自由」しか経験していない人には「不自由」を受け入れるのは難しい。稼ぐしかない。

都会育ちが地方移住に失敗するのも、無駄に東京にいると上へ上へと目指さなければならない強迫観念みたいなのがあるのも、多分「自由」しか経験してないゆえに「不自由」をなかなか受け入れられないんじゃないかな、と思うのです。

 

地方で都会的なお金の使い方をしていてはすぐに破綻します。駅前ターミナルビルとかで働いたら地方でもなんでもそろってますけど毎日外でランチ食べて食後にスタバ買って、1日にペットボトルのお茶数本買って・・・ってやってたらすぐ2000円くらい行っちゃいます。

 

お茶は家で水出しして水筒に入れて持参、コーヒーもお弁当も自宅から持参、週に何回かは近くにランチに行ってもいいかな、夜はたまに友達と会うとき以外は自宅に帰って自炊。まあ、そんな生活です。もっと何にもないところの勤務なら毎日水筒お弁当コーヒー持参に、仕事後は家に直帰して自炊。週末は大きなスーパーへ買いだしかねて家族でおでかけ。そんな生活。私は全然平気ですけど、なんでもあることに慣れた人にはつらいかもしれないです。

 

都会にも年収低めな人いっぱいいますけど、やっぱり稼ぎが上がるともっと自由を求めてしまう気持ちはよくわかります。お金があれば選べる選択肢がそこにあるのだもの。頑張れば手が届くかもしれないのだもの。頑張って稼いだところで選べるものがない地方との違い。引かれる税金に文句言いたくなる気持ちも確かにわかります。

 

 

ところで、冒頭の方、Twitterでは「電通の肩書で仕事ができてただけの人が移住に後悔して書いたお気持ちポエム」みたいに言われてますけど(苦笑)、なんだかんだでちゃんと地方公務員としてがんばってるようなので、いいじゃないですか。あそこは地方再生として以前から割と頑張っている場所なので、柔軟な考え方の職員さんが多いんでしょうね。

 

まあ、私は。地方の嫌なところもめっちゃあるので、あんまり戻りたくはないですけどね。都会で不自由さを受け入れる実践をしながら、頑張っていきたいと思います。

ディズニープラスを契約した。

子供とテレビの付き合わせ方には皆悩ましい所だと思います。

 

あんまりテレビばかり見せたくないけど、全く見せないのもそれはそれでどうなのかと。子供の頃、自分だってテレビ好きでみてたじゃん?なのに子供には止めるの?って、思うわけです。

 

我が家は娘が小さい頃から、DVDもしくは動画ばかりで地上波はまったく見せてませんでした。特に理由があるわけではなく、見せたいときに見せられる、という親の利便性だけ。しまじろうやWorld Wide Kidsのほかに、JCOMでハピクラを見たり。下の子はプラレールや電車のDVD。

 

プリキュアとか「怖いからイヤ」と言われてしまい、その後紆余曲折会って、Youtubeで動画見るようになって、ここ1年くらいは姫ちゃん→マイクラ実況→姫ちゃんゲーム実況、と遷移してきたんですが、もう~姫ちゃんもマイクラやゲーム実況も嫌で嫌で、私が。

 

特にマイクラをやってた時にマイクラ実況をよく見てたんですが、マイクラ実況、「こ〇せー!」とかお兄さんがノリノリで言って敵をやっつけたりするわけです。で、その言葉をまだ真似したい1年生、娘が真似して一時期言葉遣いが悪くなったことがあり。それなら「ごきげんよう~」で始まる姫ちゃんのほうがまだマシ、とマイクラ実況禁止、姫ちゃんならOKにしてたんだけど、もうダラダラゲーム実況見られてもね、って思ってたんですよ。

 

義母のところに野球見るためのJCOMがあって、遊びに行くたびにディズニージュニアを見せてもらっていて、ディズニージュニアでいろいろ見るようになって。ふとあんなゲーム実況ダラダラ見られるより、ディズニーアニメ見たほうがまだマシなんじゃないか、と思ってYoutube Premiumを解約し、ディズニープラスを契約。

 

ディズニープラスを契約した途端、まったく姫ちゃんのゲーム実況を見なくなり、ディズニープラスで色々見るようになりました。

 

・・・最初からディズニープラス見せておけばよかった。。

 

アニメについては「おさるのジョージ」→「パウパトロール」と来て、飽きていたところにYoutubeで姫ちゃんだったので、もっとこちらからアニメを提案してあげるべきだったなと。

 

おさるのジョージ」の有用性は言わずもがな、子供向けアニメのほうがゲーム実況よりはるかにためになるよ・・・。

 

ちなみに娘が最近ハマっているのは「ブルーイ」。これ、結構笑えないいたずらが多くて大人的には微妙な気分になるんですが、子供の頃は大人をぎゃふんと言わせる話が確かに好きだったなあと、まあ目をつぶってます。。でもそこは子供向け番組なので、さりげなく諭したり大事なことを教えてくれたりもするのでね。。

 

www.disney.co.jp

 

息子が見ているのはプラレール関係の動画だけど、やっぱり安定の鈴川絢子さんのチャンネルが一番良いです。言葉も雰囲気も丁寧で何一つ害がない。

www.youtube.com

 

がっちゃんのチャンネルも一時見ていて、がっちゃんとても良い子で動画の内容もよいのだけど、唯一「ヤバイ」を連呼するので、息子がヤバイヤバイ言い出して泣く泣くブロック。言葉をすぐマネする年齢は見せるものに気を遣うよやっぱり・・・。

 

そんなこんなの最近の動画事情。見る時間はもちろん区切っていますが、ストレスを溜めない程度に見せていきたいです。

4歳の習い事

息子にピアノを練習させてる時に、良く思うんですけど。

 

なぜ言ったとおりにやらない?4歳児よ。

 

「じゃあ最初からもう1回」と言っても、別の気になる場所を弾いたりとか。まあ1回2回なら別にいいんですけど、ずっとその調子でなかなか「最初から」弾こうとしない。あんまりにもそれが毎回、1回弾くごとに、なのでつい怒ってしまうのだけども。

 

でも思えばこれ、娘の時も同じだったんですよね・・・(遠い目)。別に息子に限った話ではなく、4歳とか5歳とかそういうものなのかもしれないけど。

 

でも世の中には「3歳からXXを始め、云々」みたいな経歴の持ち主がいるわけで、でもうちの子たちを見ていると、「3歳とか4歳で、ほんとに習い事できるものなのか!?」と思うわけです。

 

特にお稽古の場ではまだしも、家に帰ってからの練習が本当に一苦労どころか十苦労くらいあります。全然言うこと聞きやしない。小学校受験アカウントさんたちを見ても、年中さんとかだと結構似たようなお子様もいらっしゃって、やっぱり4歳ってまだまだ言うこときかないよな、なんて思うわけですが。

 

どうやって、3歳からはじめたの・・・・!?

 

特にバイオリンとかのちに頭角を現す子は3歳とかから始める子が多いわけで、一体言うこと聞かない4歳児にどうやって練習させたんだ・・・。

 

息子と同じように、ちーっとも言うこと聞かなくてスパルタされまくった娘は7歳の今、特段ピアノが上手と言うわけではないけれど、それなりにちゃんと言うことを聞くようにはなったし、ちゃんと練習できるようになった。なのでたぶん息子も成長すれば、今みたいなカミナリを落とさなくてもいいとは思うのだけど・・・。

 

何度も言うけど、高嶋ちさ子が5歳でバイオリン始めたの、なんかいろいろ想像できて逆にほっとする(苦笑)。

 

数多の習い事が4歳から、とされているけど、4歳まだまだ大変だよ、習い事なんかさせるの。でもいろんな分野で「上手」と言われる人は未就学からやってた人が多くて、やっぱりそれくらいから始めるのが良いとされるんだろうな・・・。

 

早く5歳になって少し落ち着いてほしい・・・。

2年後の世界を徒然と思い描く。

前回のエントリで2~3日息子の小学校受験に盛り上がった私ですが。

 

改めてやっぱり無理だなと。

 

いくら早生まれで、娘と比べて入りやすい学校を志望しているとはいえ、この時期に課題絵ちゃんと描けてた子と、未だにぐじゃぐじゃ絵しか描いてない息子ではそもそもの土俵が違い過ぎるわ・・・。そしてペーパー難関じゃないからこそ、絵や巧緻性からは逃れられず。狼侍先生も言ってた・・・。

 

そして、あれだけ魅力的に見えた志望校、娘の学校と比較しちゃって。個人的にはあれこれカリキュラムを詰め込まなくても、例えば修学旅行海外とか、毎年の宿泊研修とか、そういう派手めなイベントなくても別にいいんじゃない?とか思い始めてしまって。

 

加えて併設学童が宿題の丸つけをしてくれないらしい、と聞き。学校遠いのに帰宅してからもうひと頑張り・・・無理だなと。

 

凄く思うんですが、2年後の世界ってどんなんだろうなと。今、夫は完全在宅勤務で、私は週3出社。柔軟性はあるので4月は午前だけ出社とかにさせてもらうこともできるけども。

 

しっかり者の娘ですら大変だったのに、息子とか絶対無理な気がする。まず、ちゃんと学童に行くのか、宿題やってきてくれるのか、っていう。

 

うちの地元じゃないんだけど、既に小学校高学年の子がいるママが、数年前「学童にいるはずの子が公園で遊んでる」とか「子供が悪さをして謝りにいった」とか言ってて。Twitterとかでもいくつかリプもらったのを考慮しても、やっぱり低学年が子供だけで公園とか行くとトラブルの元のようなので、しっかり学童で捕まえておいてほしいところ。

 

でもさ、娘が行った民間学童も見たけどさ、民間だろうと公立だろうと、あれ毎日は飽きるだろうな~ってのが正直なところ。やっぱり学童と習い事とか併用するのが一番なんだろうなあ。でも近所でできる習い事が少なくて。送迎必要なものは大変だし。。

 

は~、悩ましいけど、2年後の世界。息子はもう少ししっかりしてくれてるかな~、どうなのかな~。