Chronicle of sky

ミドフォーママ黒猫が主に2018年1月生まれの息子の教育に右往左往するブログ。たまに私立小の娘の話も。

自由な都会、不自由な地方。

昨日から話題になってますねえ。

oceans.tokyo.jp

 

所得制限の話が、私はなかなかその気持ちが理解できなかったんですが、最近ようやく理由がわかってきました。多分、東京のような大きな街で育つのと、地方で育つのでは根本的な考え方、経験がまず違うのではと。

 

地方育ちは、「不自由」からスタートする。

都会育ちは、「自由」からスタートする。

 

多分最も大きな差が、ここじゃないかと思うのです。

 

所得は低い。けれどお金があっても「不自由」する地方。

確かに地方の平均所得は低いので、それに見合った生活をしないといけないんですが、その前にお金があっても「不自由」が存在するのが地方なんです。

 

例えば我が家では出かける時に必ず子供たちは水筒を持参します。時には大人の私も。旅行先でもです。むしろ旅行先ほど必須。

 

というのも昔実家に帰省した時に、ふらりと子供とお散歩にでかけたんです。まだ暑かった9月。手ぶらだったけど喉が渇いたら自販機でお茶買えばいいか、そう思って。長らく東京で生活して私は実家での暮らしをすっかり忘れていました。

 

喉が渇いたな、って思ったとき、歩けども歩けども自販機がない!コンビニもない!

 

正確には自販機もコンビニも存在するんです。でも都会のように「歩けば自販機がある、コンビニがある」ではなく、「あそこに自販機があるから向かう、コンビニがあるから向かう」と狙って行かないと出会えないんですよ。

 

これが「お金があっても『不自由』する」理由なんですよね。お金があっても買えない。水筒持参は節約でもあるけど買いたい時に買える場所がないかもしれない、と言う保険。お弁当もそう。周囲にランチできる場所がないから、節約も兼ねてお弁当。

 

逆に言うと都会っ子がお金を浪費してしまう理由でもあるんですよ、これ。何でもあるから「出かけた先で買えばいいや」とジュース買ったりスタバ行ったりetc。

 

「自由」故にお金がかかる都会生活

東京は選択肢が本当に多いです。20歳そこそこで大阪でバンドをやっていた私は「本気でやりたいなら東京に行け」と言われました。東京とはそれほど選択肢が、チャンスが多い場所。地方にあった「不自由」さはなく、なんでも「自由」に選べます。選べますが、ピンからキリまで存在する都会では、「自由」に選ぶにはお金がかかります。

 

これくらい稼いでるんだから、これくらいの家には住んでもいいだろう、これくらいの車に乗ったほうがいいだろう、公立小から私立小から、有名塾に中学受験に私立中高一貫校によりどりみどり、じゃあいいところに行かせてあげよう、小学校から私立もいいね!って我が家ですね(笑)。自由に選択しようと思ったらお金がかかります。

 

「自由」しか経験していない人には「不自由」を受け入れるのは難しい。稼ぐしかない。

都会育ちが地方移住に失敗するのも、無駄に東京にいると上へ上へと目指さなければならない強迫観念みたいなのがあるのも、多分「自由」しか経験してないゆえに「不自由」をなかなか受け入れられないんじゃないかな、と思うのです。

 

地方で都会的なお金の使い方をしていてはすぐに破綻します。駅前ターミナルビルとかで働いたら地方でもなんでもそろってますけど毎日外でランチ食べて食後にスタバ買って、1日にペットボトルのお茶数本買って・・・ってやってたらすぐ2000円くらい行っちゃいます。

 

お茶は家で水出しして水筒に入れて持参、コーヒーもお弁当も自宅から持参、週に何回かは近くにランチに行ってもいいかな、夜はたまに友達と会うとき以外は自宅に帰って自炊。まあ、そんな生活です。もっと何にもないところの勤務なら毎日水筒お弁当コーヒー持参に、仕事後は家に直帰して自炊。週末は大きなスーパーへ買いだしかねて家族でおでかけ。そんな生活。私は全然平気ですけど、なんでもあることに慣れた人にはつらいかもしれないです。

 

都会にも年収低めな人いっぱいいますけど、やっぱり稼ぎが上がるともっと自由を求めてしまう気持ちはよくわかります。お金があれば選べる選択肢がそこにあるのだもの。頑張れば手が届くかもしれないのだもの。頑張って稼いだところで選べるものがない地方との違い。引かれる税金に文句言いたくなる気持ちも確かにわかります。

 

 

ところで、冒頭の方、Twitterでは「電通の肩書で仕事ができてただけの人が移住に後悔して書いたお気持ちポエム」みたいに言われてますけど(苦笑)、なんだかんだでちゃんと地方公務員としてがんばってるようなので、いいじゃないですか。あそこは地方再生として以前から割と頑張っている場所なので、柔軟な考え方の職員さんが多いんでしょうね。

 

まあ、私は。地方の嫌なところもめっちゃあるので、あんまり戻りたくはないですけどね。都会で不自由さを受け入れる実践をしながら、頑張っていきたいと思います。