Chronicle of sky

そろそろミドフォーママ黒猫が小学校受験やら子育てやら、その他いろいろ呟くブログ。

地方公立進学校出身パパへの小学校受験プレゼン

ツイでちょっと前に炎上していたらしいのですが、それ以外でもよく聞く「地方公立進学校出身の夫が小学校受験に理解を示してくれない」というお話。我が家はむしろ地元私立出身の夫が言い出した小学校受験で、どちらかと言うと地方公立出身の私がずっと反対していたという、他の家庭と正反対。お教室に体験に行った時も、「お父様が言い出したの?まあ、珍しい」とまで言われましたし(笑)。お母様がお父様をとりあえず引っ張ってお教室に体験へ、が多いんでしょうねえ。

 

しかしながら、同じ地方公立進学校出身者として、そういう男性の思考はちょっとわかる気がします。なので、地方公立進学校出身者の考え方を少し紹介したいと思います。一概には言えませんが、説得の突破口を見つけていただければと思います。

 

基本的に「自分の実力で駆け上がってきた」自負が強い

まず、この点に強くプライドを持っている方が多いと思います。実際にはもちろんご家庭のサポートはあったと思うんですが、自分の実力で高校→大学と受験を突破してきた自負、プライドはかなりあると思います。私もそれなりにありますし。その上で、子供にも同じように自分の力で駆け上がってほしいと思うのです。これは男親女親ともに持つ思考で、故に首都圏地方問わず、ご両親が公立進学校出身だと子供もずっと公立、というケースがすごく多いです。

 

特にお子様が男子の場合、男親は余計に「強くたくましく自分の力で」を思うらしいです。なので中学受験に関しては公立進学校派であっても、首都圏に住み昨今の中学受験熱に当てられて、「自分の力で突破していく中学受験はさせてもいいかな」と思い始める人は意外にいる感じがします。一方で親の力も必要な小学校受験は反対、と思っているのではないかな、と推測します。

 

勉強できない子のロールモデルが割とまとも

雑多な公立で育ったそのような男性は、友人にももちろん勉強の苦手な子がいたりします。しかしながら、地方の場合そういう「勉強の得意でない子」の受け皿が割としっかりしているんですよね。

 

そういう進学校に行くような男性の友達ですから、勉強が苦手と言ってもまともな子が多かったはず。ヤンキーとかではなく。彼らは堅実に工業とかに行って、地元の優良企業の工場に就職、20代前半で結婚して子持ち、なんて子もざらにいます。若くして働いて家庭を築いている彼らは、入社数年のぺーぺーだった頃には立派に見えたかもしれません。

 

なので、勉強できなければできないで、そういうところに行って堅実に生きていけばいいじゃない、と思っていたりします。

 

多様な公立小学校が楽しいとこだと割と本気で思ってる

公立進学校って、地方も首都圏も、割と文武両道系の学校が多いように思うんですよ。内申点も関係してくるので、進学校ほど「中学時代は学級委員」「生徒会長」「部活で部長」とかゴロゴロいるんですよね。そういう性格の人たちが集まっているので文化祭とか体育祭が盛り上がったり。まあ、学校の校風にもよるかと思いますが、とにかく割とそういう子が多い。結構コミュ強な男子が多いんですよね。

 

なので、そんなコミュ強男子、小学校時代もリーダー的存在で男子集団でバカなことして遊んで楽しかった、という経験を持っている人が少なくない。男性、小学校たくさん遊べて楽しかった、って結構みんな言うんですよねー。私の周りだけかもしれないですが。

 

かたや、「共感を大事にする女子」は男子にからかわれた嫌な思い出や、高学年思春期になって起こった女子同士のトラブルとかで、あまり「小学校楽しかった!」って言う人に出会ったことないんですよね。ま、それが結構男女の差かなと思います。

 

「私立」の立ち位置

これはもう、地方公立進学校出身者には根強い、根強すぎる問題なんですよ。地方では私立は「公立のすべり止め」という立ち位置です。高校も大学も。私立小学校や偏差値の高い私立中学校もありますが、基本「お金持ちの子が行くところ」「環境が良い?お金かかるんだから当たり前でしょ」という感じです。

 

地方→首都圏に出てきた人なら、素晴らしい私立中学や高校、私立大学あること自体はとても理解しています。しかしながら、優秀な都立高校、県立高校もあることも理解しています。地方の生活は、まず給与水準は首都圏より低いのと、いろいろと不便なため「お金で解決」とできないことが多く、みな都会生活よりもずっと節約倹約で暮らしているので、学校もお金をかけず優秀な学校へ、が基本です。だからこそ優秀ならばなおさら都立高校→国公立大学へ、が理想になりがちなのです。

 

ではどう小学校受験をプレゼンするか

以上のような「公立小学校がすごく楽しくて、勉強できない友達もしっかりやってて、自分は自分の力で駆け上がったし?私立なんてお金持ちが行くところだし、親に負担がかかるだけ」なお父様を説得するのに、「公立に比べてずっと環境がいい」「カリキュラムがいい」なんて言ったところで1ミリも響きません。ではどうプレゼンするか。難しいですね・・・。

 

ここから先は、「私ならこう心を動かされるかも」「こう心を動かされた」という観点からです。

 

お互いに子供の頃の思い出話をしてみる。

まず、ご夫婦で小学校時代の思い出を話してみましょう。中学校、高校も。そこで、お父様から「小学校で嫌だったこと」「公立中高で嫌だったこと」「苦労したこと」なんかが出てくれば、そこが攻めポイントになるかもしれないです。「私立だとそんなことはないよ、子供にも同じように(嫌だった経験)させたい?」と言えればばっちりなのですが。少なくとも私は中学校時代のある経験を、それほど嫌ではなかったけど娘にはさせたくないな、と思ったのが1つのきっかけでした。

 

また、お子様が女児なら、お母さまが嫌だったこと、嫌だと思うことを強く伝えるのがいいと思います。「男性にはわからないと思うけれど」と前置きして女子特有の世界があることを示して伝えれば、あるいは理解してくれるかも?

 

あと、こういう話、意外に志望校決めにも役立つので、どちらにせよ一度話し合ってみるのはよいと思います。

 

中学受験、高校受験事情を夫婦で調べてみる

結構男性は現在の受験事情がどんなものか、ちゃんと知らずに中学受験とか高校受験とか言ってたりします。高校受験も内申点は、今40代の私の時代は相対評価で、さらに私の地元の場合「テストが同点の場合に考慮する」程度のものでしたが、現在は絶対評価になっていますし、東京都では点数換算して「テストの点+内申点」で計算されたりします。簡単に「公立高校」と言うけど、地方出身者や年齢高めのお父様はこのことをよく知らないケース、多いと思います。

 

では、中学受験か?となると、最近の白熱状況をお伝えしてあげればよいかと。「とりあえず一番実績のいい塾(サピ)に入れればいいだろう」としか考えてない人、男女ともに多いですよね。高学年の塾通い(他の習い事はすべてやめる、公園で遊ぶ時間もない、週末は家族のおでかけもできない)の実態を高校受験の厳しさとともに伝えてあげれば、ならば小学校受験、というのも理解してくれるかもしれません。私も娘の受験を決意したのはこの点が大きかったです。

 

とりあえず「国立小学校志望」で始める

公立至上主義!な人たちでも国立小学校は別枠です。「国立小学校はお金持ちではなく優秀な子が行くところ」というイメージがあるので、国立なら賛成してくれる可能性があります。なので、国立を目指すということで、始めるのも手です。お母様の志向とちょっとずれるかもしれませんが、そこは「練習として」私立も受験するようなんとかしむければ・・・。

 

あとは、幼児教室によってはお父様を説得してくださる先生や、私立小に通わせる先輩お父様のお話が聞けたりとか(何気にこれが一番強力だと思います)、そういったお教室もあるので、やっているうちに理解を示してくれるかもしれません。

 

それでも「落ちたら公立」と譲らないかもしれませんが、なんとか私立の合格をゲットしておけば、国立ダメでも「不合格」のショックで合格をいただけた学校が愛しくなってきたりするものです。

 

なし崩し的に攻める方法ですが、この場合課金は難しいかもしれないですね・・・。

 

まとめ

色々書きましたが、戦法としては

  • 公立で嫌だった思い出を「子供にさせたい?」と攻める
  • 中学受験、高校受験の実情を調べる
  • とりあえず国立小学校志望で始める

このあたりかな、と思います。

 

ここまで書いてきたことが、公立派のお父様の考えとして的を得ているかはわかりませんが、逆に言えばお母様も、今一度「なぜ私立小なのか」をよく考えてみてほしいなと思います。

 

私の場合、色々と考えた結果、娘は私立に入れましたが、下の息子は今のところ公立に行かせようかと考えています。男児と女児では「子供になってほしい将来像」だけでなく、学校選びもかなり変わってきますので、いずれにしてもご夫婦でよく話し合う必要はあるかと思います。

 

皆様、がんばってくださいね!