Chronicle of sky

ミドフォーママ黒猫がASD夫とASD息子、てんかん、協調運動障害、斜視などなど発達と治療に右往左往するブログ。

教育と学習障害と支援と。

発達の病院へ行ってきました。

 

運動療育(OT)をやってもらっている関係で、定期的に診察に行っている発達の病院。右も左もわからないなか、発達性協調運動障害の懸念を相談したら、さくっとASDの診断出してOT受けられるようにしてくれた先生で、大変感謝はしているんですけども。

 

ちょっとサクッとしすぎていて、最近めっちゃ戸惑うことが多いのですよ、この先生。

 

というのも以前から今後学習障害が懸念されるのでは、と私自身疑ってはおり、ちょうど1年前に実施したWISCでもその傾向があると出ていたようなんですが。

 

ただ、私自身は小受~就学準備を経て息子の様子を見て感じているのは、

 

  • 発達障害とは発達のアンバランスさが原因と言われており
  • 勉強にしろ巧緻性・運動にしろ、半年発達を待てばできたりすることは多い
  • 特にビジョン(目の動き)やDCD(手の器用さ)起因だと、年齢が上がって発達していくにつれできるようになったりする。もちろんその頃周りはもっと先を行ってはいるが。

ということ。息子については「何かができない障害」というより、「今はできないけど半年後にはある程度できる」というのを強く感じるんですよね。

 

たまにしか会わない発達の先生だと「点」でしかとらえられないので仕方ないのかもしれませんが、勉強面に関して相談すると、やはりすぐ「お薬」とか「支援」とか「合理的配慮」とかそれらのための「診断」とかetc、出て来て「え?」とか思ってしまったのですよ。

 

というのも、例えば2年生で習う九九。息子の場合、2年生ではできないかもしれないけど3年生になったらできるんじゃないかな、という気がしている。で、例えば勉強が苦手な高学年の子が2年生の九九からやり直す、なんてザラにある話で、それを考えたら、3年生でできるようになるんならいいんじゃない?とか思っちゃうわけです。けれど発達の先生の話を聞いていると「2年生段階で九九についていくために、お薬とか診断とか合理的配慮な支援とか」という話になるので、私としては「いや、ついて行く必要ある?」みたいな。

 

ただ、私の考え方で問題になるのは

  • 最終的には進路の問題
  • できないことを周囲に馬鹿にされて行き渋り不登校につながる懸念

 

この2点なのだと思うのだけど、これに関して考えたら、ほんっと今の学校に入れてよかったと思った。高校まではほぼ上げてくれる一貫校。「苦手なことがある子がいても馬鹿にしない」教育を徹底してくれる校風。(入学後上の子がいるママさんにも聞いた)この2点をクリアしているからこそ、支援とか合理的配慮とか、今の段階では必要と思えないんだよな。

 

読みの学習障害、書きの学習障害、どちらについても目(ビジョン)と手先の不器用さ(DCD)起因で学習障害とされているケースはかなりあると思っていて、またそういうハード面の不具合を取り払ってなおできない「学習障害」もあると思っている。息子の場合は前者のケースだと思うので、年齢があがればゆっくりできるようになるし、高校段階で義務教育の内容ができていればいいんじゃないかな、という気持ちでいる。

 

実際のところ、「教育者」としての先生方はどうとらえているんだろう。そりゃまあ、2年で九九できて欲しいだろうけども、勉強苦手な子は昔からどこでも存在するわけで、例えば九九なら2年で半分くらいできればまあ良しなのか、支援いれた方がいいとかどう思ってるんだろう?

 

あ、でもこれ書きながら思ったけど、発達の先生が言うのは「2年で九九がまったくできない」みたいな事例だと思ってるのかな。WISCの結果ではそう見えるのかな。そこまで全くダメな数値じゃなかったんだけどな。ワーキングメモリだけ見れば支援級レベルに凹だったけども、視覚優位とかでカバーしている感じはする。

 

あ、もう一個書きながら思った、もしかして先生、私が「3年生でできるようになればいい」的なことを言ったから「3年生まで何もやらせない親」だと思われたのかな?んなわけないじゃん、小受を経ている親が😅宿題お直しバッチリ見てるよ!まあ、一度「知育とか割とやらせてる」とは言ったんだけどな。

 

本人的にはどうかというと、お教室時代から「自分は周りより勉強ができない」という認識はあるらしいのだけど、持ち前のマイペースさなのか、幼稚園やお教室の先生が他のことで褒めてくれたからなのか、本人はあまり気にしてない上、むしろ勉強は嫌いではないっぽい。学童で一緒の子がポケモンのドリルやってたとかで「ポケモンドリル買って」と言われて買ったら喜んでやってる。ポケモンすごい。

 

DCDのほうも、やっぱりできない項目というのはあるし、OTは引き続きという診断なのだけど、半年遅れくらいでケンケンパもできるようになったし、学校に提出する「片足立ち5秒のチェック」もできているし。縄跳びはできないねえ、まだ。

 

正解はいまだにわかりませんが、今の私の教育方針としてはこんな感じ。ただ、まだ足し算引き算始まってないのよね、学校で。だから1か月後にはまた違うこと言いだすかもしれない(苦笑)。