GWに実家に帰省して、地元県の県北にある観光地に行ったりしたのだけれど、その際にいろいろ見た、地方の中でも「地方都市」よりももっと田舎エリアの様子について思ったことなどを。
ここに行きました。
県庁所在地からは随分離れたエリアです。ここまで行くのに山間部を車で走らせたりとかしたんですけども。
でね、もちろんやっぱり山と畑とみたいなエリアなんですけど、こんな感じ。
- 昔からのおうちと思われる大きな家、結構新しいおうちが多い。
- え、こんなところに!?という場所に住宅分譲地があり、しかも売れてる。
- 大きなスーパーやモールがところどころにある。
そうなんです。我が家の近所は県庁所在地の市にもかかわらず、年寄ばっかりで廃墟寸前・・・みたいなおうちが多いのに、どこまで行っても新しいきれいなおうちがあるわあるわ・・・。そりゃ廃墟みたいな家もあるんですよ、やっぱり。でも以外に「売家」の看板も少なく。しかも「え!?こんなところに?」みたいなところに住宅分譲地があり、しかも売れてる。
これはひとつには、うちの県に限らず、割と田舎エリアに大きな工場があったり本社があったり、それこそ上記の山田養蜂場も結構なエリアに今も本社があり。私が今働いている会社も東北の結構な場所に工場があります。住宅分譲地に関しては、こういう会社で働いている人が購入しているのかな?と言う気がします。
一方で昔からそこに住んでいると思しき、いわゆる「田舎の大きなおうち」、結構きれいなおうちが多いんですよ。建て替えとかリフォームとかだと思うんですけど。うちの近所なんて子世帯がいなくて廃墟なのに、建て替えとかリフォームとかしているということは世代交代がきちんとできてるんでしょうね。つまりは
- 地元の高校を出て家業を継ぐか地元に就職
- 大学に出たものの、地元に戻ってきてあとを継いだ
大卒にしろ高卒にしろ地方の給与水準はあまりよくはないですが、地方ではこの手の昔からあるおうちは、親が子世帯のために家を建てるので、若くして結婚して子供に恵まれて大きな家に住んで。そこに学歴は確かに必要ないんだろうなあ、と思ったり。まあ、それはそれで窮屈さはあるでしょうけども。
一方で住宅分譲地。これは地方だけの話にとどまりませんが、分譲住宅は親世代で終わりなんだな、と改めて。子供世帯はそこには住まない。これは弟が言っていましたが、だから30年くらいで高齢者ばかりになって限界集落になる可能性があるから、今住宅地を広げるのを規制する動きがあると。都市計画って難しいんだなと。
いずれにせよ、地方には地方の事情があり、子育てや教育についてはやっぱり首都圏とは違う。大学で都会へ出ることや、地元の家を売って家族で都会へ出ていくことを簡単に言う人が多いけど、そこに長年住んだ人がそんなこと簡単にできるわけがない。親を都会に呼び寄せるのもそう。それが窮屈だったりすることも多いけど、でも実際問題、優秀な子を輩出した家ほど廃れているのも事実。親はそこから、60年住んだ街から離れるのは容易ではないし。難しいね。
ほん、難しいねえ。。。